2019選手権大会第16日~東筑・西短大附が4強、準決勝で激突へ




 16日目を迎えた第101回全国高校野球選手権福岡大会は26日、厳しい暑さの中、久留米市野球場で準々決勝2試合が行われ、ベスト4が出揃いました。

【自由ケ丘ー東筑】9回裏自由ケ丘二死一、三塁 最後の打者を三振に打ち取り雄たけびを上げる和久田

 第一試合はノーシードから勝ち上がってきた自由ケ丘と東筑の北部同士の対戦となりました。試合は両校の投手陣がピリッとせず、3回以降は激しく点を取り合う乱戦となりました。東筑は5回に5つの四死球に2安打を絡めて4点を奪い逆転すると、その後も得点を重ねて9-4で最終回を迎えます。
 それでも5回戦の真颯館戦で6点差をひっくり返した自由ケ丘は9回に猛反撃に転じます。安打に敵失、死球で満塁として、東筑先発の藤原をノックアウトすると、代わった松本(丈)からも2点を奪って9-6とし、なおも一死満塁と攻め立て長打が出れば同点の場面を作ります。東筑はセンターを守っていた和久田をマウンドに送りこみますが、自由ケ丘はタイムリーと内野ゴロで1点差とし、二死一、三塁と迫ります。しかし激しい追い上げもここまで。東筑が辛うじて逃げ切り、優勝した一昨年以来となるベスト4進出を決めました。

【西短大附ー春日】7回裏西短大附二死二塁、江崎の右前打で高浪が先制のホームイン

 第二試合は、春の九州大会を制し9年ぶりの夏の甲子園を狙う西日本短大附と、シード校を連破して勝ち上がってきた春日が相まみえました。両校とも再三走者は出すものの、西日本短大附・江崎、春日・坂元の両エースが踏ん張り、ゼロ行進が続きます。均衡が破れたのは7回裏。西日本短大附は江崎が自らタイムリーを放ち、待望の先制点を奪います。しかし春日も直後の8回表に犠打を挟んだ3連打で、すかさず同点に追いつきました。
 それでも最後に勝利を掴んだのは西日本短大附でした。8回裏に2本のヒットで作ったチャンスに吉永の当たりが敵失を招いて決勝点。最終回のピンチも江崎がしのいで2年ぶりのベスト4に名乗りを上げました。
 準決勝では、2年前に同じく準決勝で敗れた東筑と対戦します。

 27日(土)の休養日を挟み、準決勝は28日(日)に久留米市野球場で行われ、決勝を争う2校が決まります。

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<26日の試合結果>※赤字はシード校
【県大会】~久留米市野球場
▼準々決勝
自由ケ丘 002 010 104=8
東筑   001 141 02X=9
(自)鶴村→岩崎→大庭(東)藤原→松本丈→和久田
▼準々決勝
春日   000 000 010=1
西短大附
 000 000 11X=2
(春)坂元(西)江崎

<28日の試合予定> ※赤字はシード校
(準決勝・久留米)
 筑陽学園九州国際大付/東筑―西日本短大附

 


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