2019選手権大会第13日~筑陽学園、小倉工が逆転サヨナラで8強




 雨で一日順延となった第101回全国高校野球選手権福岡大会の13日目は22日、5回戦4試合が行われました。4試合のうち3試合までが1点差ゲームとなるなど熱戦が繰り広げられ、まず4校が準々決勝進出を決めました。

【筑陽学園ー九産大九州】9回裏筑陽学園一死満塁、中村が左前にサヨナラ打を放つ

 早朝の降雨の影響で予定より1時間遅れて試合が始まった光陵グリーンスタジアムの第一試合では、今春センバツ8強の筑陽学園と昨夏南福岡大会準優勝の九産大九州と激突。筑陽学園は今大会初登板の左腕・菅井投手が初回に2点を失うと、すぐに中山、西舘と継投に入り追加点は許しません。しかし打線が九産大九州の先発・野田投手を打ちあぐみ、9回表には西舘投手が1点を失って3点差となり、勝負あったかと思われました。しかし筑陽学園は9回裏一死から4安打に2つの四球、さらに相手の失策も絡めて一挙4点を奪い、劇的な逆転サヨナラ勝ちでベスト8一番乗りを果たしました。
 第二試合は昨秋福岡大会準優勝の九州国際大付が、春の福岡地区大会を制した筑紫台と対戦しました。3回に九州国際大付が犠牲フライで1点を先制しますが、以降は筑紫台・丸林投手から得点を奪えません。九州国際大付は先発の酒井投手から5回途中、エース下村投手に継投。筑紫台も再三走者を得点圏に進めますが本塁が遠く、1-0で九州国際大付が接戦をものにしました。

 もう一つの会場である北九州市民球場でも、雨の影響で約1時間30分遅れて第一試合の福工大城東ー小倉工が始まりました。試合は2回までに福工大城東が4点を奪って主導権を握り、4-2のまま9回裏を迎えますが、小倉工が土壇場で同点に追いつき延長戦へ。11回に福工大城東が1点を勝ち越し今度こそ勝負あったかに思われましたが、その裏小倉工は二死二、三塁のチャンスを作ると、5番高橋が右越えに逆転サヨナラの一打を放ち、劇的な勝利を収めました。準々決勝では筑陽学園と対戦します。
 第二試合は今春九州大会8強の福岡大大濠が中盤小刻みに加点すると、2年生山下、1年生毛利とつないで祐誠の反撃を振り切り5-2で快勝しました。次の相手は九州国際大付となります。

 23日は5回戦の残り4試合が行われ、ベスト8が出揃います。

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【筑紫台―九州国際大付】3回表九州国際大付一死一、三塁 中川の中犠飛で前川生還

<22日の試合結果>※赤字はシード校

【県大会】
▼5回戦(光陵GS)
九産大九州 200 000 001=3
筑陽学園  000 000 004=4
(九)野田(筑)菅井→中山→西舘
▼5回戦(光陵GS)
九国大付 001 000 000=1
筑紫台  000 000 000=0
(九)酒井→下村(筑)丸林
▼5回戦(北九州市民)延長11回

福工大城東 130 000 000 01=5
小倉工   100 100 002 02=6
(福)坂本→中村(小)樋口
▼5回戦(北九州市民)
祐誠   000 001 010 =2
福大大濠 000 112 10X =5
(祐
)隈井(福)山下→毛利

<23日の試合予定> ※赤字はシード校
(5回戦)
▼久留米   自由ケ丘ー真颯館/西日本短大附星琳
▼北九州市民 博多工ー東筑/大牟田ー春日

 


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