第１０１回全国高校野球選手権福岡大会の４日目は９日、一部の球場で降雨に見舞われましたが、北部で２回戦４試合、南部で２回戦８試合が予定通り行われました。５校登場したシード校は、いずれも初戦を突破しました。
（北部）
北九州市民球場では、第一試合でシード・八幡南が稲築志耕館と対戦。初回に先制された八幡南でしたが２回に一挙８点を奪って逆転、７回コールドで初戦を突破しました。第２試合は序盤から得点を重ねた光陵が、７回コールドで須恵を下しました。
光陵グリーンスタジアムでは、豊国学園が慶成を６－１で破って３回戦へ。自由ケ丘は２回までに８点を奪う猛攻でリードを広げ、７回コールドで小倉南に快勝しました。
（南部）
春日公園野球場の第一試合は、武蔵台と西南学院の一戦。武蔵台が先手を取り、それを西南学院が展開となりましたが、９回サヨナラで西南学院が接戦を制しました。第二試合はシード・福工大城東が筑前と対戦。試合は序盤から激しく点を取り合う展開となり、６回に筑前が一挙８点を奪って１２－９と逆転すると福工大城東も６・７回で３点差を追いつき、試合は延長戦へ。最後は北原選手のサヨナラ２点本塁打で、福工大城東が辛うじて初戦を突破しました。
小郡市野球場の第一試合には今春のセンバツ出場校・筑陽学園が登場し福岡工と対戦。先発の１年生・藤田投手が初回２点を失いましたが直後に逆転すると、５回からは西舘投手が登板。打線も終盤に弥富選手の本塁打などで突き放し、８回コールド勝ちを収めました。第二試合は雨の中での一戦となりましたが、福岡講倫館が八女を下し、夏としては２６年ぶりの白星を掴みました。
久留米市野球場の第一試合では、福翔の宮原投手が三池を完封。第二試合は、初戦屈指の好カードとなった福岡大大濠ー九産大九産の一戦。お互い譲らぬ展開で３－３のまま延長戦に入りましたが、タイブレーク寸前の１２回に福岡大大濠が決勝点を奪い、粘る九産大九産を振り切りました。大牟田延命球場では、今春九州大会優勝の西日本短大附が玄洋を６回コールドで圧倒、第二試合では福岡が博多に一時逆転を許しましたが、再逆転で破り、次戦は福岡大大濠に挑みます。
１０日は北部で２回戦５試合、南部で２回戦８試合の計１３試合が予定されており、南部では２戦目を迎えるチームも登場します。
＜９日の試合結果＞※赤字はシード校
【北部】
▼２回戦（北九州）７回コールド
稲築志耕館 100 000 1＝2
八幡南 081 000 X＝9
▼２回戦（北九州）７回コールド
光陵 012 023 3＝11
須恵 000 003 0＝3
▼２回戦（光陵ＧＳ）
慶成 000 000 100＝1
豊国学園 102 003 00X＝6
▼２回戦（光陵ＧＳ）７回コールド
自由ケ丘 260 020 0＝10
小倉南 010 000 0＝ 1【南部】
▼２回戦（春日公園）
武蔵台 030 010 010＝5
西南学院 030 010 101＝6
▼２回戦（春日公園）延長10回
筑前 040 008 000 0＝12
福工大城東 414 002 100 2＝14
▼２回戦（小郡）8回コールド
福岡工 200 000 00＝2
筑陽学園 401 000 13＝9
▼２回戦（小郡）
福岡講倫館 300 000 800＝11
八女 000 130 210＝7
▼２回戦（久留米）
福翔 000 001 021＝4
三池 000 000 000＝0
▼２回戦（久留米）延長12回
福岡大大濠 000 020 010 001＝4
九産大九産 100 001 100 000＝3
▼２回戦（大牟田延命）6回コールド
玄洋 000 020＝2
西短大附 103 341＝12
▼２回戦（大牟田延命）
福岡 010 121 023＝10
博多 000 300 000＝3
<１０日の試合予定> ※赤字はシード校
【北部】
▼北九州市民（２回戦）鞍手竜徳ー門司大翔館／玄界ー北九州市立／京都ー東筑
▼光陵ＧＳ （２回戦）新宮ー高稜／嘉穂東ー西田川
【南部】
▼春日公園 （２回戦）柳川ー三池工／福岡西陵ー久留米学園
▼小郡 （２回戦）九産大九州ー沖学園／ありあけ新世ー祐誠
▼久留米 （２回戦）香椎工ー香椎／修猷館ー浮羽究真館
▼大牟田延命（２回戦）小郡ー糸島／大牟田ー中村三陽
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