2019選手権大会第1日~福岡大会が開幕、小倉東が開幕戦飾る




 7月6日(土)、第101回全国高校野球選手権福岡大会が開幕しました。開会式の会場となった北九州市民球場は好天に恵まれ、2014年以来5年ぶりに青空の下で開会式が行われました。

 開会式に先立ち、午前10時15分から、今年の全国高校野球選手権のダンスCMに出演した精華女子高(福岡市)の吹奏楽部、ダンス部が登場。吹奏楽部によるマーチング演奏「栄冠は君に輝く」に合わせて、ダンス部も華麗な踊りを共演しました。
 その後、吹奏楽部が単独でマーチング演奏を披露、球場の黒土、緑の芝生に白と紺のセーラー服がよく映え、高い演奏技術とキレのある動きにスタンドからは大きな拍手が送られました。さらにダンス部もDA PAMPの「USA」などの曲に合わせて躍動感あふれる踊りで観客を魅了、冒頭と最後に曲が止まるハプニングがありましたが、観客の手拍子にも支えられ、最後まで力強く踊り切りました。

 続いて行われた開会式では昨年の南・北福岡大会優勝校の沖学園、折尾愛真を先頭に南部Aブロックから順に各校が入場行進。精華女子高吹奏楽部の演奏にあわせて南北136校・133チームが力強く行進しました。全校が入場を終えた後、沖学園、折尾愛真の両主将が優勝旗を返還。大会主催者・来賓などの挨拶のあと、精華女子高吹奏楽部の池田徳羽子部長が球児たちに応援メッセージを贈りました。
 そして最後に、東福岡の井村岳主将が選手宣誓を行いました。

 宣誓。いま、令和という時代の幕が開き、高校野球も101回目という新たな歴史の一歩を踏み出します。昨年、一昨年は豪雨災害のため、開会式を経験することができませんでしたが、今年私たちは、3年間で初めて開会式にのぞむことができました。この胸の高まりは、一生忘れません。今日まで仲間とともに流した汗や涙を全て力に変え、そして、これまで支えてくれた方々への感謝の思いを忘れず、恩返しの夏になるよう、最後まで正々堂々とプレーすることを誓います。
令和元年7月6日 東福岡高等学校野球部主将 井村岳

 約1分20秒にわたる、キビキビとした宣誓にスタンドからは大きな拍手が寄せられました。

 開幕試合となった築上西ー小倉東の一戦は、2回に小倉東が一挙7点を奪って主導権を握ると、4回にも4点を奪って大きくリード。1、2年生だけの部員11人の築上西も5安打を放って反撃を試みましたが及ばず、5回コールドで小倉東が今夏の初白星を手にしました。
 7日は北部3球場で9試合、南部4球場で10試合の計19試合が予定されており、甲子園を目指した戦いが本格的にスタートします。

<6日の試合結果>
【北部】
▼2回戦(北九州)5回コールド
築上西 000 00=0
小倉東 070 4X=11

<7日の試合予定> ※赤字はシード校
【北部】
▼北九州市民(2回戦)中間ー北九州/小倉工ー直方/小倉商ー福岡魁誠
▼筑豊緑地 (2回戦)小倉西ー近大福岡/田川ー遠賀・若松商・筑豊・行橋/鞍手ー八幡中央
▼光陵グリーン(2回戦)東海大福岡ー嘉穂総合/青豊ー折尾/宇美商ー東筑紫学園

【南部】
▼春日公園 (2回戦)輝翔館ー筑紫/東福岡ー福岡中央
▼小郡   (1回戦)修猷館ー太宰府/香椎工ー有明高専/(2回戦)筑紫台ー山門
▼久留米  (1回戦)福岡西陵ー大牟田北/福島ー久留米高専/(2回戦)三潴ー香住丘
▼大牟田延命(1回戦)筑紫中央ー久留米商/純真ー伝習館

 


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