今夏の選手権福岡大会は32校で県大会を実施へ




 第101回全国高校野球選手権福岡大会の概要についての記事が先日、朝日新聞に掲載されました。参加予定校は前年から1校増となるほか、県大会の参加校が変更となるようです。

 第101回全国高校野球選手権福岡大会(朝日新聞社、県高野連主催)の運営委員会が10日、福岡市博多区の朝日新聞福岡本部であり、開幕日を7月6日に決めた。今年は南北大会を勝ち進んだ計32チームで甲子園の切符を争う。
 開会式は午前11時から北九州市民球場である。北部大会に66校、南部大会は福岡大若葉高校が新たに加わり71校となり、計137校が参加を予定している。部員が少なく、連合チームでの参加を検討している高校もある。
 組み合わせ抽選は6月21日、福岡市東区の九州産業大学である。3回戦までは北部と南部に別れて対戦し、勝ち抜いた計32チームから県代表が決まる。日程が順調に進めば、7月28日に久留米市野球場で決勝がある。各校、団体応援は1回に限り入場料が無料となる。入場料は大人600円、高校生200円、中学生以下は無料。(11日付朝日新聞福岡版)

 これまで南北各8校の計16校によって行われていた県大会が、32校参加となるようです。南北の参加校の差が広がってきたことを背景に、2003年から2012年まで南部11校北部8校の計19校よる県大会が行われていましたが、南部の10校が北部に編入され南北間のチーム数に大きな差がなくなった2013年からは南北各8校に戻された経緯があります。県大会の出場校数の変更はそれ以来となります。

2014年夏の開会式(北九州市民球場)

 32校の南北の内訳は記事では明記されていません。また、県大会枠の増加に伴ってシード校の扱いがどうなるのかも気になるところです(かつて南部が11校出場していた時期はシード校も11校選出)。県大会出場校を増やす理由もこの記事からは分かりませんが、県大会への門戸を広げることで選手たちの意欲を喚起する側面もあるのかもしれません。
 いずれにせよ、昨夏の県代表2校に続き、今夏の福岡も新たな方式のもとで甲子園切符を争うことになりました。


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