春季大会第12日~西短大附と真颯館が決勝進出、九州大会へ




 大詰めを迎えている第144回九州地区高校野球福岡大会は5日、久留米市野球場で準決勝2試合が行われ、西日本短大附と真颯館が勝って決勝に進出すると同時に、九州大会への出場を決めました。敗れた博多工と福岡大大濠は3位決定戦にまわり、勝者が九州大会に出場します。

 第一試合は優勝候補の九州国際大付を準々決勝で破った西日本短大附と、ノーシードから勝ち上がってきた博多工の対戦。準々決勝ではいずれも2-1という競り合いを制してきた両校ですが、この試合も西日本短大附・江崎、博多工・田代、両投手による投手戦となりました。
 西日本短大附は2回に二死一、二塁の先制機を迎えますが無得点。6回にも二死一、二塁としますが、あと一本が出ません。5回まで走者を出せなかった博多工もようやく6回、2本の安打で一死一、二塁としたものの後続が凡退。8回も二死二塁と迫りますが、やはり得点できません。試合が動いたのは8回裏。一死二塁から1番近藤がサードを強襲するタイムリーを放ち、ついに均衡を破りました。博多工も9回二死から連打と暴投で二死二、三塁と一打逆転のチャンスを作りましたが、あと一歩及びませんでした。西日本短大附の九州大会出場は2017年春以来となります。

 第二試合は、4試合で32得点と強打を誇る真颯館と、堅実な戦いぶりが持ち味の福岡大大濠が対戦しました。真颯館は3回、四球と敵失の走者を置いて4番武内、6番松尾堅がタイムリーを放って3点を先制。福岡大大濠も4回、5番溝田のタイムリー三塁打で1点を返し反撃を開始します。それでもこの日の武内投手は130キロ台後半の直球がよく伸び、5回以降は福岡大大濠打線に三塁を踏ませない好投。3-1で真颯館が勝利し、九州工時代の1981年春以来となる九州大会出場を決めました。真颯館に校名変更してからは初の九州大会となります。

 大会最終日の6日(土)は、久留米市野球場で3位決定戦と決勝が行われます。

<5日の試合結果> ※赤字はシード校
【県大会】

準決勝(久留米)
博多工  000 000 000=0
西短大附 000 000 01x=1
準決勝(久留米)
真颯館   003 000 000=3
福岡大大濠 000 100 000=1

<6日の試合予定>※赤字はシード校
【県大会】
▽久留米 (3位決定戦)博多工-福岡大大濠/(決勝)西日本短大附真颯館

 

 

 


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