甲子園でセンバツが開幕した２３日（土）、第１４４回九州地区高校野球福岡大会の３日目が行われ、北部・南部で２回戦８試合ずつが行われました。
【北部】北九州市民球場では若松が北九州高専との投手戦を２－０で制した後、昨秋パート決勝まで進出した嘉穂東が育徳館に、鞍手が戸畑工にそれぞれコールド勝ち。
桃園球場で行われた２試合はいずれもサヨナラゲームとなりました。第一試合では鞍手竜徳と対戦した北筑が７回表まで０－６と劣勢でしたが、７・８回で追いつくと９回裏に勝負を決めました。北筑は昨秋４回戦の飯塚戦でも７点差を逆転しており、それに続く逆転劇となりました。第二試合は２０１７年秋に共に連合チームを結成した西田川と嘉穂総合が対戦。試合は中盤激しい点の取り合いとなり、延長戦へ突入しましたが１１回、西田川がサヨナラ勝ちを納めました。近年は連合チームで戦うことも増えた西田川ですが、単独チームとしては２０１５年選手権以来の公式戦勝利となりました。
筑豊緑地野球場では９回の逆転劇が続きました。第一試合で古賀竟成館が９回に２点差を逆転して折尾に勝利すると、シード・飯塚がコールドで北九州市立を下した後、第三試合では東鷹が同じく９回に３点差をひっくり返して新宮に逆転勝ちを納めています。
【南部】桧原運動公園野球場の第一試合ではシード・九産大九産が純真を７回コールドで完封、筑紫丘も香椎工を６回コールドで破りともに３回戦へコマを進めました。小郡市野球場では福岡工が９－４で久留米高専を下し、伝習館は５回コールドで朝倉光陽を圧倒しました。
久留米市野球場では糸島が太宰府に５回コールド勝ち。第二試合は、初回に５点を失った久留米が小刻みに加点して６回に追い付くと、７回に４点を加えて城南を突き放しました。大牟田延命球場では、福岡講倫館の終盤の追撃を振り切った博多が逃げ切り、３回戦はシード九産大九産と対戦します。東福岡は序盤、香住丘にリードを許しましたが、５回に逆転するとそのまま押し切りました。
大会４日目の３月２４日（日）は北部で２回戦残り４試合と３回戦２試合、南部で２回戦８試合が行われます。
＜23日の試合結果＞ ※赤字はシード校
【北部】
▼2回戦（北九州）
若松 000 100 100＝2
北九州高専 000 000 000＝0
▼2回戦（北九州）※7回コールド
嘉穂東 102 200 5＝10
育徳館 000 000 0＝ 0
▼2回戦（北九州）※7回コールド
鞍 手 000 313 1＝8
戸畑工 000 000 0＝0
▼2回戦（桃園）
鞍手竜徳 202 000 200＝6
北筑 000 000 421＝7
▼2回戦（桃園）※延長10回
嘉穂総合 002 133 000 00＝ 9
西田川 003 121 020 01＝10
▼2回戦（筑豊緑地）
古賀竟成館 011 000 305＝10
折尾 300 030 100＝ 7
▼2回戦（筑豊緑地）※7回コールド
飯塚 030 015 1＝10
北九州市立 001 010 0＝ 2
▼2回戦（筑豊緑地）
東鷹 100 000 004＝5
新宮 004 000 000＝4【南部】
▼2回戦（桧原）※7回コールド
九産大九産 500 220 0＝9
純真 000 000 0＝0
▼2回戦（桧原）※6回コールド
筑紫丘 302 332 ＝13
香椎工 110 000 ＝ 2
▼2回戦（小郡）
久留米高専 100 000 030＝4
福岡工 010 041 03x＝9
▼2回戦（小郡）※5回コールド
伝習館 444 15＝18
朝倉光陽 000 00＝ 0
▼2回戦（久留米）※5回コールド
太宰府 000 00＝ 0
糸 島 100 27＝10
▼2回戦（久留米）
久留米 010 121 400＝9
城 南 500 000 000＝5
▼2回戦（大牟田）
福岡講倫館 000 011 110＝4
博多 212 000 01x＝6
▼2回戦（大牟田）
東福岡 002 030 002＝7
香住丘 111 000 001＝4
＜3月24日の試合予定＞※赤字はシード校
【北部】
▽北九州 （2回戦）東海大福岡―京都／豊国学園―北九州／（3回戦）八幡南―田川
▽桃園 （2回戦）遠賀・築上西－小倉西／東筑紫学園－水産
▽光陵ＧＳ（2回戦）常磐ー小倉東／（3回戦）九州国際大付ー門司学園／慶成―東筑
【南部】
▽桧原 （2回戦）福岡中央―八女農／早良―小郡
▽春日公園（2回戦）輝翔館―福翔／春日－中村三陽
▽久留米 （2回戦）柳川ー有明高専／福岡大大濠―八女工
▽大牟田 （2回戦）祐誠－大牟田／福岡－沖学園
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