小倉工は昨秋のベスト4。左腕エース樋口風音投手(2年)は、直球は120キロ台ながら、緩い変化球を効果的に使って打たせてとる軟投派。完璧に抑え込むというより、四死球や安打を許しながらも要所を締める粘り強い投球が持ち味です。ピンチを凌いでいるうちにリズムに乗ってくるタイプで、昨秋準決勝では九州国際大付を7回まで3安打無得点に抑えました。
八幡のエース久保航大投手(2年=左)は、外角直球を軸に大きなカーブ、時折スローカーブも交えながら安定感ある投球を見せます。制球もよく、走者を背負ってからも簡単に得点を許さない粘りもあります。打者では、昨春の九州大会に出場した前チームで5番だった山内朋外野手(2年=右)が外野に鋭い打球を飛ばします。昨秋4回戦の鞍手戦では打線が久保投手を援護できずに敗れただけに、打線の奮起がカギとなりそうです。
昨秋、いずれも東海大福岡に惜敗した希望が丘、星琳、昨秋2勝の光陵も上位をうかがうほか、主力が大きく入れ替わった昨夏北福岡優勝校・折尾愛真の戦いぶりも注目されます。
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