2019春季大会展望③南Bパート~東福岡、九産大九州が再び激突




 筑陽学園がセンバツ出場のためにシード不在となった南部Bパートは、東福岡、九産大九州を中心とした争いが予想されます。両校は昨秋3回戦で対戦しており、この時は東福岡が11-6で乱戦を制しました。順当に勝ち上がれば再び4回戦で対戦することになる両校の勝者が、県大会の有力候補となりそうです。
 東福岡のエース中村陸人投手(2年=右)は、力強いフォームから回転のよい直球を投げ込んできます。スライダー、チェンジアップなど変化球でも三振が取れますが、九産大九州戦ではやや制球が甘く5失点で途中降板。制球の精度が上がれば、楽しみな投手です。打線は走者が出ると手堅く得点圏に送り、確実に得点を狙ってきます。秋の段階では一発のある打線というより、外野の間を抜く打撃をする強打者が揃っている印象でした。
昨夏南福岡大会8強のチームから大きくメンバーが入れ替わりましたが、厚い選手層を背景に今年も総合力は高そうです。

 昨夏南福岡大会準優勝の九産大九州も、メンバーががらりと変わりました。エースナンバーを背負うのは、上背のある恒吉幸司投手(2年=右)。直球の威力はさほど感じませんが、緩い変化球を使って打たせてとる投球を見せます。打線はセンターを中心に、しぶとく単打を重ねてきます。ここ数年は投手を中心とした堅い守りで上位進出を果たしている同校ですが、今年も同じような戦い方となりそうです。2校以外では前チームの主力が複数残り、昨秋2勝の久留米が逆転を狙います。
 もう片方のパートでは昨秋2勝を挙げ、敗れはしたもののシード久留米商に善戦した博多工が一歩リード、といったところでしょうか。あとは横一線の様相を呈しています。

※校名の赤字はシード校、緑字は本サイトの独断による有力校


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