秋季大会第9日～東筑,小倉が県大会進出、九国,城東などもパート決勝へ |

　大詰めを迎えている第１４１回九州地区高校野球福岡大会の北部、南部大会は２３日、北部でパート決勝２試合と４回戦２試合、南部で４回戦８試合が行われました。北部では東筑、小倉が県大会出場を決めました。

　北部では、北九州市民球場の第一試合でシード・東筑が若松と対戦。東筑は初回に四球からチャンスを掴むと３連打で４点を奪って主導権を握い、投げてはエース・石田投手が若松打線を７安打１点に抑えて快勝。県大会一番乗りを決めました。秋は２年ぶりの県大会出場となります。第二試合は３回戦でシード・育徳館を破った小倉が、真颯館と激突。試合は中盤にかけて激しく点を取り合う展開となりましたが、５～７回に１０安打で７点を奪った小倉が、最終回の真颯館の反撃をしのいで１点差で逃げ切りました。今年の夏、春の地区大会、昨年の夏と３度続けて真颯館に敗れていた小倉でしたが雪辱を果たし、２年ぶりの秋の県大会出場を決めました。
　大谷球場では４回戦の２試合が行われました。第一試合はシード・九州国際大付と希望が丘の一戦。九州国際大付は序盤、リードを許しますが、５回に勝ち越すと７回にも貴重な追加点をあげて５－３で競り勝ちました。第二試合は、序盤から着実にリードを広げた北九州市立が８－０の７回コールドで田川に快勝。九州国際大付と県大会をかけて争います。

　南部では４回戦８試合が行われ、パート決勝に進む８校が出揃いました。
　小郡市野球場ではシード・福工大城東が、３回戦で西日本短大附を破った沖学園と対戦。福工大城東は５回に一挙４点を挙げてリードを広げると、沖学園に得点を許さず完封勝ちを納めました。第二試合はシード・久留米商が香椎との一戦にのぞみました。２回までに５点を挙げた久留米商でしたが、その後、香椎の反撃にあい５回に同点に追いつかれます。それでも６回に勝ち越すとそのまま押し切り、競り合いを制しました。第三試合は福岡第一が三池に７回コールドで快勝しています。
　久留米市野球場では、筑陽学園が５－０で博多に完封勝ち。筑陽学園は３試合で失点わずか１と堅い守りで勝ち上がっており、パート決勝では久留米商と激突します。第二試合は久留米が２回までに５点を挙げてリードを広げると、九産大九産の反撃をしのいで逃げ切りました。第三試合は初回から着実に得点を重ねた東福岡が、福島を１０－０の６回コールドで下しました。東福岡はこれで３試合連続で２桁得点と打線好調です。
　大牟田延命球場では、３回戦で福岡大大濠をコールドで破った福岡工が福岡と対戦。試合は福岡が序盤３点を先制し、主導権を握ります。８回裏に同点に追いつかれましたが直後の９回表に３点を挙げて突き放し、福岡工を振り切りました。第二試合は初回から猛攻をかけたシード・春日が、５回コールドで筑紫中央を圧倒しました。

　大会１０日目の２４日（日）は、北部でパート決勝の２試合、南部でもパート決勝４試合が行われ、県大会出場の８校が出揃います。

＜23日の試合結果＞※赤字はシード校
【北部】
▼Aパート決勝（北九州）
東筑 401 000 001 =6
若松 000 001 000 =1
▼Bパート決勝（北九州）
真颯館 003 002 002 =7
小　倉 100 032 20X =8
▼4回戦（大谷）
九国大付 001 210 100 =5
希望が丘 201 000 000 =3
▼4回戦（大谷）※7回コールド
田　　　川 000 000 0 =0
北九州市立 002 204 X =8

【南部】
▼4回戦（小郡）
福工大城東 100 040 000 =5
沖学園　　 000 000 000 =0
▼4回戦（小郡）
久留米商 410 001 000=6
香　　椎 020 210 000=5
▼4回戦（小郡）※7回コールド
三　　池 300 000 0 =３
福岡第一 510 021 1 =10
▼4回戦（久留米）
筑陽学園 102 100 010 ＝5
博　　多 000 000 000 ＝0
▼4回戦（久留米）
九産大九産 000 002 001 =3
久留米　　 023 000 00X =5
▼4回戦（久留米）※6回コールド
福　島 000 000 =０
東福岡 322 102 =10
▼4回戦（大牟田）
福　岡 030 100 003 =7
福岡工 002 100 010 =4
▼4回戦（大牟田）※5回コールド
筑紫中央 000 01 =１
春　　日 507 1X =13