福大大濠は創志学園、東海大福岡は神戸国際大付と対戦~センバツ




 3月19日(日)に開幕する第89回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選が10日に行われ、九州地区代表の福岡大大濠は3日目(21・火)の第一試合で創志学園(岡山)と、東海大福岡は5日目(23・木)の第一試合で神戸国際大付(兵庫)と対戦することになりました。このほか九州勢は、熊本工が初日第三試合で智弁学園(奈良)、秀岳館(熊本)は4日目第二試合で高田商(奈良)と対戦します。

 福岡大大濠が対戦する創志学園は2010年の学校創設と、まだ歴史の浅い私立校ですが、2011年のセンバツに創部わずか2年で出場し、話題を集めました。昨年は春夏連続で甲子園に出場しており、3季連続の出場となります。昨春は東海大甲府を下して全国初勝利も飾るなど、力をつけています。昨秋は岡山3位で中国大会に出場すると、益田東、関西を破って準決勝へ進み、優勝した宇部鴻城に2-3で敗れました。
 投打の中心となるのは4番でエースの難波。昨夏も4番で甲子園を経験しており、マウンドにも上がりました。打撃では昨秋、直近4試合で打率4割以上を記録。打線はこのほか1番山本、3番麻生が高打率を残しています。投手としては140キロ超の直球が持ち味の右本格派。抑えを左腕の秋山が務めます。両投手とも昨夏から公式戦でもマウンドを踏んでおり、経験は豊かです。

 初戦から、なかなか手強い相手。三浦投手がこの強打線をどう抑えるかがポイントとなりそうです。ただ、神宮大会で明徳義塾を破っているように実績では福岡大大濠が上、十分勝機はあるといえます。また組み合わせを見ると、全体的に右のパートに強豪校が偏っていますから、初戦で弾みをつければ上位進出も十分に狙える位置にいると思います。

 東海大福岡の対戦相手・神戸国際大付は7年ぶり4度目の出場。昨秋は兵庫大会で優勝すると、近畿大会でも近江、上宮太子、大阪桐蔭を連破。決勝では履正社に敗れたものの、堂々たる成績を残してのセンバツ選出となりました。4番猪田は近畿大会で2本塁打と注目のスラッガー。チームでも4本の本塁打があり長打力のあるチームです。投手陣は右の岡野、左の黒田の2枚看板で近畿大会を勝ち上がってきました。投打とも高いレベルでバランスのとれたチームといえます。
 東海大福岡は、何と言っても安田投手の踏ん張りに期待がかかります。昨秋の九州大会のようにロースコアの競り合いに持ち込みながら、終盤勝負に持ち込みたいところ。初戦を突破すれば、次は優勝候補・早稲田実と明徳義塾の勝者との対戦。強豪の集まるパートになりましたが、臆するところなく、思う存分暴れて欲しいと思います。




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