2016秋季九州大会を展望する③~投手を中心に堅い守りの大分商、興南




2016%e4%b9%9d%e5%b7%9e%e5%a4%a7%e4%bc%9a_%e7%a7%8b%e5%8e%9f%e6%9c%ac 福岡大大濠は大分商(大分3位)と興南(沖縄2位)の勝者と対戦します。
 大分大会に第一シードで臨んだ大分商は準決勝で明豊に敗退しましたが、開催県のため3位での九州大会出場。エースナンバーをつけるのは右腕・広川投手ですが、大分大会では抑えに回り、左腕・池見が先発するケースが目立ちました。1年生の古江、安藤も控えますが、池見ー広川という継投が中心になりそう。打線は前チームから中軸に座る渡辺、三代が中心ですが、どちらかといえば投手を中心に守り勝つチームのようです。
 興南は、昨年秋も沖縄2位で九州大会に出場しましたが、初戦で海星にコールド負け、今夏も3回戦で敗れました。メンバーが大きく入れ替わった秋の沖縄大会では3回戦でシード・八重山を逆転で下し、勢いに乗りました。3点差を終盤にひっくり返したこの八重山戦や、3安打1得点で知念に競り勝った準決勝など、しぶとさを感じさせます。エースで3番の上原が投打の中心ですが、しっかりと守り、コツコツと点を重ねていく戦い方は、大分商と似通ったチームカラーといえそうです。

 福岡大大濠は、どちらのチームと対戦することになっても、堅守に支えられた相手投手陣を、いかに攻略していくかがポイントになりそうです。早い回に先制して一定のリードを保ち、足を絡めた細かな攻めにも動じない、余裕を持った戦い方でまずは初戦突破を目指してほしいと思います。

◎大分商(大分3位=6季ぶり29回目)
<秋の大分大会成績>
◇2回戦 5-0大分高専
◇3回戦 10-0大分東
◇準々決勝 4-2柳ヶ浦
柳ヶ浦 000 000 020=2(H)7
大分商 001 210 00x=4(H)5
〔投〕池見→広川
◆準決勝 2-6明豊
大商 000 020 000=2(H)7
明豊 000 002 40x=6(H)11
〔投〕池見→広川
◇3位決定戦 10-5大分西
大分商 200 421 010=10(H)12
大分西 300 000 200=5(H)9
〔投〕安藤→古江→広川

◎興南(沖縄2位=2季ぶり26回目)
<秋の沖縄大会成績>
◇1回戦 8-1西原(8回コールド)
◇2回戦 2-1中部商
◇3回戦 5-4八重山
興南 000 010 040=5(H)9
八重 000 020 200=4(H)10
〔投〕當山→山口→上原
◇準々決勝 6-1嘉手納
興南 101 001 102=6(H)11
嘉手 000 000 001=1(H)8
〔投〕上原→當山
◇準決勝 1-0知念
知念 000 000 000=0(H)5
興南 000 000 10x=1(H)3
〔投〕上原
◆決勝 1-4美来工科
美来 000 004 000=4(H)5
興南 000 100 000=1(H)7
〔投〕上原→山口




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