2016秋季九州大会を展望する②~投打にバランスのとれた明豊




2016%e4%b9%9d%e5%b7%9e%e5%a4%a7%e4%bc%9a_%e7%a7%8b%e5%8e%9f%e6%9c%ac 東海大福岡の初戦の相手は大分1位の明豊。春2回、夏5回の甲子園出場を誇る大分の強豪校です。昨年は夏の甲子園に出場、秋も九州大会に大分2位で出場し、優勝した秀岳館(熊本)に2-4で惜敗しました。今春は3回戦、夏は準々決勝で敗れています。
 秋の大分大会は5試合を戦い得点31、失点6。投打にバランスがとれている印象ですが、特に失点の少なさが際立ちます。その中心となるのは右腕の橋詰投手。九州大会のかかった準々決勝、九州大会で2回戦から登場できる2位以上をかけた準決勝など、ここぞという試合では先発・完投していますが、中盤以降にリリーフとして登板する試合もありました。九州大会では2回戦、準々決勝が連戦となるため、継投も十分考えられます。橋詰投手はリリーフ登板した際は、いずれも無失点に抑えているだけに、別の投手が先発してきた場合、東海大福岡は先制してリードを奪っておかないと苦しくなりそうです。
 打線は初戦を7回コールドで突破すると、3回戦以降の4試合はすべて2桁安打と当たっています。3番・管、4番・杉園の中軸は前チームでも主力として活躍、大分大会でも勝負強い打撃を見せており、バッテリーとしては特に警戒が必要です。

 東海大福岡としては、リードを保ったまま終盤を迎える展開に持ち込みたいところです。多くの得点は望めそうもないだけに、チャンスを確実に生かして得点を重ね、安田投手が持ち前の粘りの投球を見せれば、勝機も十分生まれてくると思います。

◎明豊(大分1位=2季ぶり16回目)
<秋の大分大会成績>
◇2回戦 7-0臼杵(7回コールド)
◇3回戦 7-2大分東明
明豊 030 010 300=7(H)10
東明 101 000 000=2(H)8
〔投〕加来→橋詰
◇準々決勝 7-1大分雄城台
雄城 000 001 000=1(H)7
明豊 022 210 00x=7(H)12
〔投〕橋詰
◇準決勝 6-2大分商
大商 000 020 000=2(H)7
明豊 000 002 40x=6(H)11
〔投〕橋詰
◇決勝 4-1杵築
杵築 000 010 000=1(H)8
明豊 000 211 00x=4(H)13
〔投〕佐藤楓→橋詰

 




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