秋季大会第９日～八幡・自由ケ丘・小倉工が県大会へ、九国・西短は敗退 |

　大詰めを迎えている第１３９回九州地区高校野球福岡大会は２４日、北部で４回戦２試合とパート決勝３試合が行われ、八幡、自由ケ丘、小倉工が県大会への進出を決めました。４回戦４試合が行われた南部ではパート決勝進出の８校が出揃いました。

　北部では、北九州市民球場でシード・古賀竟成館と２年連続の秋季九州大会を目指す小倉が対戦。試合は７回に小倉が２点を追いつき延長に入りましたが、延長１１回に勝ち越した古賀竟成館が競り勝ち、３回戦の京都戦に続いて２試合連続で延長戦を制しました。好投手・中野を擁する小倉は、早くも姿を消しました。第二試合からパート決勝に入り、まずはＡパート決勝・八幡ー宗像が行われました。シード・鞍手、豊国学園などを相手にロースコアの競り合いを制してきた八幡が、この日も宗像に得点を与えず２－０で完封勝ち。昨秋、パート決勝で敗れた雪辱を果たし、２０１３年秋以来の県大会出場を決めました。第三試合はＣパート決勝が行われ、４回戦でシード・真颯館を破った小倉工が、中盤以降得点を重ねて常磐を突き放して快勝しました。同校の県大会出場は２０１３年夏以来となります。
　光陵グリーンスタジアムでは４回戦で、折尾愛真と東海大福岡が激突しました。先制した折尾愛真を東海大福岡が一度は逆転しますが、折尾愛真がすぐに追いついて勝ち越すシーソーゲームとなりました。東海大福岡は９回裏に押し出しで再び同点に追いつくと、延長１１回にサヨナラ勝ち。パート決勝では古賀竟成館と対戦します。第二試合はＢパート決勝、九州国際大付ー自由ケ丘という北部の強豪対決となりました。３－０で九州国際大付リードのまま終盤に入り、このまま押し切るかと思われた８回、自由ケ丘が４安打を集め、四球や相手パスボールなども絡んで一気に逆転。夏準々決勝で敗れたリベンジを果たし、昨秋に続く県大会出場を決めています。

　南部では４回戦４試合が行われ、小郡市野球場ではシード・久留米商と修猷館が対戦。修猷館が２点リードを保ち終盤に入りましたが、７回に久留米商が一挙７点を挙げて、逆転勝ちしました。第二試合はシード・福島が福岡第一との点の取り合いを制して７－４で勝利。夏に続く県大会出場まであと１勝としました。
　久留米市野球場では春の優勝校・西日本短大付が三潴との一戦を迎えました。序盤から三潴が先手を取る展開でしたが、西日本短大付が６回に逆転し、その後も追加点を挙げて８－３で最終回へ入り、勝負あったかと思われましたが、９回裏に三潴が猛反撃。一挙６点を奪う劇的な逆転サヨナラ勝ちをおさめ、次戦は県大会をかけて久留米商と対戦します。第二試合は筑紫丘ー福岡、公立校同士の一戦となりました。試合は中盤以降、得点を重ねた筑紫丘が８回コールドで勝ち、次戦はシード・福島と県大会を争います。

　地区大会最終日となる２５日は北部でＤパートの決勝が、南部ではＡ～Ｄのパート決勝４試合が行われ、県大会出場の８校が出揃います。

【北部】
▼4回戦（北九州）※延長11回
古賀竟成館　００００００４００００１=５
小　　倉２０００００２０００００=４
▼Ａパート決勝（北九州）
八　幡００２００００００ =２
宗　像０００００００００ =０
▼Ｃパート決勝（北九州）
常　磐１００００００００=１
小倉工０００１２３０１ｘ=７
▼4回戦（光陵ＧＳ）※延長11回
折尾愛真０００２０２１００００=５
東海福岡００００４０００１０１=６
▼4回戦（光陵ＧＳ）
自由ケ丘０００００００４１=５
九国大付０３０００００００=３

【南部】
▼4回戦（小郡）
久留米商０００１００７００＝８
修猷館　２０００１０１００＝４
▼4回戦（小郡）
福岡一１０１０１００１０=４
福　島００４０１０２０ｘ=７
▼4回戦（久留米）
西短大付００１１０２２２０=８
三潴　２０００１０００６=９
▼4回戦（久留米）※８回コールド
福　岡００００００００=０
筑紫丘１０００１３０２=７