選手権大会第16日~2016夏は九国大付-福工大城東で決戦




29日イメージ① 29日は準決勝2試合が行われ、九州国際大付と福工大城東が勝ち、決勝にコマを進めました

 第1試合は、ノーシードでここまで勝ち上がってきた真颯館と、西日本短大付・自由ケ丘と強豪を連破してきた九州国際大付が対戦しました。九州国際大付は初回、四球の走者2人を置いて4番・渡辺がレフトスタンドに本塁打を放って3点を先取。しかしその後は、真颯館の先発・高木の前に追加点を奪えず3-0のまま試合は進みます。それでも6回裏、敵失をきっかけにチャンスを作った九州国際大付は、4連打で3点を奪うと、渡辺の2点二塁打でこの回大量5点をあげ、7回コールドで快勝しました。

 第2試合は福岡第一と福工大城東、南部勢同士の一戦となりました。2回に福工大城東が1点を先制しますが、その後は福岡第一・比嘉、福工大城東・坂元の両左腕による投手戦となりました。終盤両校ともチャンスを掴みますが得点に結びつけることができず、1-0のまま9回を迎えましたが、福岡第一は二死一、三塁から浅川が左29日イメージ②中間二塁打、土壇場で同点に追いつきます。しかし延長10回、福工大城東の中園が一死二塁からサヨナラヒットを放って熱戦に終止符を打ちました。

 30日の決勝は13時プレイボール。九州国際大付が勝ては3年連続7回目、福工大城東が勝てば10年ぶり3回目の優勝となります。

2016夏県大会_07

<29日の試合結果>(北九州市民)
▼準決勝(7回コールド)
真颯館  000 000 0=0
九国大付 
300 005 x=8
【真】高木→岡【九】前田→近藤
▼準々決勝(延長10回)
福岡第一  000 000 001 0=1
福工大城東 010 000 000 1=2
【一】比嘉【城】坂元

<30日の試合予定>
▼決勝・北九州市民
◇九州国際大付-福工大城東(13時~)九国×城東

 打線の威力で九州国際大付が上回る。1番・中山から6番・岡田まで打率3割5分以上の選手がずらりと並び、投手ながら7番・藤本も勝負強い打撃を見せる。ヒットエンドラン、盗塁など足を使ってチャンスを広げ、西短大付・谷口、自由ケ丘・岩田ら好投手を打ち崩してきた。準々決勝から中3日と休養十分なエース・藤本が満を持して先発することになりそうで、投打とも最高の状態で決勝を迎えそうだ。

 福工大城東は安定感のある左腕・坂元が準決勝で延長10回を完投しており、先発は青山か。試合展開によっては坂元への早めの継投もありそうだが、いずれにしても投手陣の踏ん張りが勝利への絶対条件となる。村上・船越の中軸に加えて、この数試合好調な中園、西田らラッキーボーイ的な選手の出現も望まれる。準決勝のような競り合いに持ち込んで、終盤勝負に勝機を見出したい。



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