選手権大会第14日~壮烈打撃戦は九国付が延長サヨナラ、真颯館も4強へ




 県大会5日目、大会通算第14日の26日からは、準々決勝が始まりました。この日はまず2試合が行われ、真颯館と九州国際大付がベスト4に進出しました。26日イメージ①

 第1試合は真颯館と北九州、ノーシード同士の対戦となりました。試合は真颯館が初回に1点、4回にも2点を加えて序盤、リードを広げました。北九州は5回まで真颯館の先発・高木投手の前に無安打に抑えられてきましたが、6回に初ヒットがタイムリーとなって1点を返します。しかし真颯館は8回にも追加点をあげ、高木投手が北九州打線を3安打に抑えて完投。4-1で真颯館がベスト4に進出しました。真颯館は優勝した平成6年以来、22年ぶりの準決勝進出となりました。

 第2試合26日イメージ②、九州国際大付ー自由ケ丘の強豪同士の一戦は、両校自慢の強力打線が持ち味を発揮し、序盤から激しい打撃戦となりました。九州国際大付が11-5と6点差をつけて9回に入り、勝負あったかに見えました。しかし自由ケ丘はこの回先頭の塚本選手が三塁打で出ると、3連打などで2点を返して、九州国際大付の2番手・前田投手をKO。なお一死満塁の場面で、九州国際大付はエース・藤本投手が再びマウンドに戻りますが、代打・長浜選手が起死回生の同点本塁打を左翼スタンドに放ち、試合は延長戦に入りました。3時間を超える熱闘に終止符が打たれたのは延長10回裏。二死二塁から九州国際大付の2番・山脇選手が左中間を破る二塁打を放ってサヨナラ勝ち。九州国際大付は、夏の大会3連覇まであと2勝と迫りました。

 27日は準々決勝の残り2試合、福岡第一―祐誠、福工大城東―星琳のカードが予定されており、ベスト4が出揃います。

2016夏県大会_05

<26日の試合結果>(北九州市民)
▼準々決勝
真颯館 100 200 010=4
北九州 
000 001 000=1
【真】高木【北】大見→原田
▼準々決勝(延長10回)
自由ケ丘 201 001 106 0=11
九国大付 500 120 300 1=12
【自】岩田→三原→柳原→岡本→長浜【九】藤本→前田→藤本

<27日の試合予定>
▼準々決勝・北九州市民
◇第1試合(10時~)福岡第一-祐誠福岡一×祐誠

 打線好調の両校による打ち合いか。福岡第一は桃原、川越ら中軸に加え、7番・後藤や9番・浅川も高打率を誇る。祐誠は打率5割超の1番・吉岡が打線をけん引、6本塁打の長打力も魅力だ。福岡第一・比嘉、祐誠・岸川、先発が予想される両投手が、強力打線を相手に、どこまで踏ん張れるか。


城東×星琳◇第2試合(12時30分~)福工大城東-星琳
 福工大城東の左腕・坂元と、星琳打線の対戦がポイントになりそう。坂元は全4試合に登板し、失点はわずか4。直球は130キロ前後だが、抜群の制球力と緩急を使った投球が持ち味。星琳はチーム打率が4割を超えており、先発メンバーすべてが打率3割超と切れ目のない打線を誇る。坂元が5回戦で完投している福工大城東は、亀山や青山らの継投も視野に入れた戦いになりそうで、打率5割超の4番・村上、5番・船越を中心に、速めに投手陣を援護したい。



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