選手権大会第13日~福工大城東と星琳が快勝、8強出揃う




 県大会4日目、大会通算第13日の25日は、午後から曇り空となった北九州市民球場で5回戦の残り2試合が行われ、福工大城東と星琳が勝ち、25日イメージベスト8が出揃いました。
 第1試合は、10年ぶりの優勝を目指すシード校・福工大城東と育徳館が対戦。福工大城東は育徳館先発・上野投手の立ち上がりを攻め、3回まで5点を奪って試合を優位に進めます。しかし育徳館も、中盤以降は上野投手が踏ん張り、打線も6回、7回に1点ずつ返して追い上げムードが高まります。8回にも2安打、9回は先頭打者が安打で出ましたが、福工大城東の坂元投手が最後まで踏ん張り、5-2で逃げ切りました。
 第2試合は、星琳と福島のノーシード対決。3回に星琳が打者一巡の猛攻で5点を奪うと、4回にもノーヒット25日イメージ②で1点を加えて大きくリードを広げます。福島も安打を放ちながら得点ができませんでしたが、ようやく7回に3本の長打を集めて3点を返し、反撃に転じます。しかし直後の8回、星琳は二死から四球を挟む3連打で4点を加え、8回コールドで試合を決めました。これで星琳は4試合連続の2桁得点、2桁安打となりました。

 この結果、準々決勝の組み合わせは、真颯館-北九州、九州国際大付-自由ケ丘、福岡第一―祐誠、福工大城東-星琳に決まりました。26日と27日に準々決勝が行われ、いよいよベスト4が決まります。

2016夏県大会_04

<25日の試合結果>(北九州市民)
▼5回戦
福城東 113 000 000=5
育徳館 
000 001 100=2
【福】坂元【育】上野裕
▼5回戦(8回コールド)
星 琳 005 100 04=10
福 島 000 000 30=3
【星】富山→原田【福】後藤→高橋→平田→井上

<26日の試合予定>
▼準々決勝・北九州市民

◇第1試合(10時~)真颯館-北九州真颯館×北九州
 両校とも投手陣に不安を残し、序盤から点の取り合いになりそうだ。真颯館は5回戦でエース・高木が肩の違和感で1回途中で降板
。岡が一人で投げることになると、スタミナ面での不安が残る。北九州は右アンダーハンドのエース・大見が、四球が多いのが気になるところ。5回戦で好投した原田の先発もありうる。打線は両校とも好調なだけに、投手陣の踏ん張りが勝敗の行方を左右しそうだ。

九国×自由ケ丘◇第2試合(12時30分~)九州国際大付-自由ケ丘
 総合力の高い両チームが激突する。九州国際大付は、5回戦でエース・藤本がしり上がりに調子を上げて完投。打撃でも勝負強さを発揮した。春季大会では自由ケ丘打線に打ち込まれており、中2日での登板となるなど厳しい条件がそろうが、それでもここはエースに託すことになるだろう。3人の力のある投手を擁する自由ケ丘の先発は読みづらいが、休養十分の柳原か。いずれにしても継投での逃げ切りを図ってくるだけに、九州国際大付は早めにリードを奪いたい。打線は両校とも当たっているうえ、機動力も使える。ある程度の失点は、双方とも覚悟が必要だろう。いずれにしても、勝者が甲子園に大きく近づくことになりそうだ。



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