選手権大会第12日~福岡第一、祐誠が打撃戦を制し準々決勝へ




 県大会3日目、大会通算第12日に入った24日は、5回戦2試合が行われました。これまでの5回戦4試合はいずれも北部勢が勝利をおさめてきましたが、この日は南部の福岡第一と祐誠が勝ち上がっています。

 第1試合は、4年ぶりの夏の甲子園出場を狙う飯塚と、初戦で優勝候補の一角・福岡大大濠を破った福岡第一が激突しました。試合は、初回に2点先制した福岡第一を一度は飯塚が逆転、その後再び追いついた福岡第一が勝ち越して終盤に入りました。終盤試合は激しく動きましたが、8回裏にあげた2点が決勝点となり、最終回に粘りを見せた飯塚を振り切って、福岡第一がベスト8入りを果たしました。
 第2試合は、2年連続のベスト8進出を狙う希望が丘と、昨年は5回戦で敗れた祐誠の対戦となりました。この試合も、ほとんどの回で得点が入る打撃戦となり、先行する祐誠を希望が丘が追う展開となりました。しかし中盤から終盤にかけて祐誠が突き放し7回表を終わって11-3、コールドゲームかと思われましたが、希望が丘も粘りを見せコールドを阻止、最終回も3点をあげて4点差まで迫りましたが、祐誠が逃げ切りました。祐誠のベスト8は3年ぶりとなります。
 25日は5回戦の残り2試合が行われ、ベスト8が出揃います。

2016夏県大会_03

<24日の試合結果>(北九州市民)
▼5回戦
飯  塚 003 000 012=6
福岡第一 
200 102 02x=7
【飯】大山→大藤→大賀【福】比嘉→藤野→藤本
▼5回戦 
祐  誠 110 113 401=12
希望が丘 010 110 203=8
【祐】岸川→橋爪→嶋田【希】山村→芦田→谷口→垣添

<25日の試合予定>
▼5回戦

◇第1試合(10時~)育徳館-福工大城東育徳館×城東
 投打ともに福工大城東に分がありそうだ
。投手陣は左腕・坂元が中心だが、亀山、青山ら複数の投手を揃える。打線は4番・村上、5番・船越がそれぞれ7打点をあげており、勝負強さが光る。1番の伊藤、9番の西田も打率4割を超え、野手の選手層も厚い。育徳館はエース・上野裕の右腕に託すが、北部大会をほぼ一人で投げぬいてきただけに疲労が懸念される。好調な秋吉、森田の1・2番でチャンスを作り、早めに上野を援護したい。

星琳×福島◇第2試合(12時30分~)星琳-福島
 星琳のチーム打率は.442。北部大会3試合すべてで2桁得点、2桁安打を記録し、主力選手は全員が打率3割以上、うち5人は打率4割を超える強力打線だ。福島もチーム打率は星琳に及ばないが、1番・池田、3番・入江、4番・宮崎が打率4割以上を記録しており、点の取り合いは必至か。5人の継投でしのいできた星琳の投手陣に対し、福島は九産大九産相手に完投勝利をおさめた後藤、8回3分の2を投げて失点1の高橋が中心で、投手成績では福島が上回る。打ち合いなら星琳、試合が落ち着くようなら福島に勝機が巡ってきそうだ。



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