選手権大会第11日~九国大付が西短破り8強、自由ケ丘も快勝




 県大会2日目、大会通算第11日は、厳しい暑さの中、引き続き5回戦2試合が行われました。昨夏代表校と春の優勝校の対戦となった第1試合23日イメージは、九州国際大付が西日本短大付に打ち勝ち大一番を制しました。第2試合では自由ケ丘が香椎を8回コールドで下して、それぞれベスト8に進出しました。

 第1試合は、初回に九州国際大付が相手失策で先制、以降も双方にミスが出て、それが失点に結びつく乱戦模様となり、中盤にかけて激しく試合が動きました。同点の4回裏に3点を奪って突き放した九州国際大付が中盤の主導権争いを制すると、その後も着実に追加点をあげてリードを広げ、4打点の活躍を見せた九州国際大付・藤本投手が投げては6回以降、西日本短大付にヒットを許さずに完投しました。
 第2試合は、シード・自由ケ丘と香椎が対戦。初回に香椎が2点を先制しますが、その裏に自由ケ丘が4点を奪って一気に逆転。その後は、香椎・伊藤投手と、先発の岡本投手をリリーフした岩田投手の投げ合いで、4-2のまま膠着状態が続きましたが、6回に3点を奪って突き放した自由ケ丘が8回にも2点を加えてコールド勝ち。この結果、九州国際大付と自由ケ丘、北部の強豪2校が準々決勝で激突することになりました。両校の対戦は、26日(火)の第2試合となります。
2016夏県大会_02

<23日の試合結果>(北九州市民)
▼5回戦
西短大付 002 100 000=3
九国大付 
102 310 10x=8
【西】谷口【九】藤本
▼5回戦 ※8回コールド
香  椎 200 000 00=2
自由ケ丘 400 003 02=9
【香】伊藤【自】岡本→岩田

<24日の試合予定>
▼5回戦

◇第1試合(10時~)飯塚-福岡第一飯塚×福岡一
 ともに打線が活発な両校だが、投手力の差でわずかに福岡第一がリードする
。福岡第一は小柄ながら直球に威力のある左腕・比嘉、シード・福岡大大濠を破った初戦で好リリーフを見せたサイドハンド・藤野と、左右の好投手を擁する。桃原、藤本、川越の中軸は長打力を秘め、7番・後藤、9番・浅川などの下位打線も好調だ。飯塚も打率8割の1番・武上を中心に上位打線は高打率を誇る。若干不安と残すのが投手陣で、大山、大藤、角崎ら左腕のこまめな継投でどこまで凌げるか。大差のコールドゲームで勝ち上がってきた飯塚に対し、強豪相手のきわどい試合を演じてきた福岡第一の経験値も強みになりそうだ。

希望丘×祐誠◇第2試合(12時30分~)希望が丘-祐誠
 希望が丘のアンダーハンド・山村から、地区大会で4本塁打の祐誠打線が、どう点を取っていくかがポイントになりそうだ。祐誠は1番・吉岡が打率4割超と好調。中軸がやや調子を落としているが、朝倉や筑陽学園などと厳しい試合をものにしており、勝負処での集中打が光る。祐誠は左腕・岸川、右腕・橋爪の継投となるが、いずれも調子はいまひとつ。盗塁や犠打を絡めた攻めをみせる希望が丘が序盤でリードを奪うようだと、山村に安定感があるだけに、祐誠は苦しくなりそうだ。



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