大詰めを迎えた北部、南部大会の8日目は、北部、南部で4回戦4試合ずつが行われました。北部では新たに飯塚、希望が丘、育徳館、星琳が県大会出場を決め、県大会出場の8校が出揃いました。南部でも筑前、八女工、西日本短大付、香椎の4校が県大会に名乗りをあげています。シード校では、昨春のセンバツ出場校で、今春の九州大会にも出場した九産大九州が敗れました。これで昨秋・今春の4強(九産大九産、小倉、福岡大大濠、九産大九州、西日本短大付、東筑)のうち、西日本短大付を除く5校が敗退したことになります。
北部では、北九州市民球場でまず飯塚が門司大翔館を11-0と6回コールドで圧倒、ベスト8入りを果たした昨夏に続く県大会出場を決めました。第2試合は、シード・東筑を初戦で破った小倉工と、育徳館が対戦。試合は打撃戦となり、3-3の同点から育徳館が3点をリードすると、8回表に小倉工が4点を奪って逆転する目まぐるしい展開となりました。しかし8回裏に育徳館が2点を挙げて再び逆転、これが決勝点となりました。
筑豊緑地野球場ではシード・希望が丘と戸畑工の一戦。試合は投手戦となり両校ゼロ行進が続きましたが、6回に戸畑工が3点を先制して均衡を破ります。しかし勝利目前の8回表、希望が丘が一挙に8点を奪って逆転、そのまま押し切りました。希望が丘も昨夏(ベスト8)に続く、県大会出場となります。ノーシード同士の対戦となった第2試合は星琳と八幡南の「八幡対決」。両校とも、2年連続の県大会出場をかけた一戦となりました。この試合も点の取り合いとなり、一時は八幡南が2点のリードを奪います。しかし、星琳は6回以降毎回得点をあげ、最終回の八幡南の追い上げを2点に抑えて11-7で勝利をおさめました。
南部では小郡市野球場の第1試合で、九産大九州が八女工と対戦。投手戦となった試合は5回に挙げた1点を八女工が守り切り、金星をあげました。九産大九州は舩越、岩田の両投手が1点に抑えながらも打線が柴尾投手から得点を奪えず、昨夏に続く完封負けとなりました。第2試合では、シード・久留米商を破った大牟田が香椎と対戦。この試合も大牟田・平川、香椎・伊藤両投手の投げ合いとなりましたが、4回に2点をあげた香椎がこのリードを守り切って、7年ぶりの県大会出場を決めました。
久留米市野球場の第1試合は、筑前と筑紫丘の公立校対決となりました。筑前は川口投手が9回1死まで無失点の好投、打っては2番・堀の2打点の活躍などで4-0で快勝しました。第2試合は春の優勝校・西日本短大付が三井と対戦。初回に相手投手の制球難に付け込んで4点を先取すると、その後は何度も塁上を賑わしながら追加点は1点にとどまりましたが、先発の福井投手が三井打線を5安打に抑えて完封、2年ぶりの県大会出場を決めました。
これで北部の県大会出場校8校が下記のとおり決まりました。
<真颯館/北九州/九州国際大付/飯塚/自由ケ丘/希望が丘/育徳館/星琳>
19日は南部で4回戦の残り4試合が行われ、県大会出場校16校が出揃います。
<18日の試合結果>
【北部】
▼4回戦(北九州市民)※6回コールド
飯塚 310 322 =11
大翔館 000 000 =0
【飯】大山→林【大】白石→今井→田中豪
▼4回戦(北九州市民)
小倉工 100 002 040=7
育徳館 001 113 02x=8
【小】丸山→橋本→武田【育】上野裕→日高
▼4回戦(筑豊緑地)
希望丘 000 000 080=8
戸畑工 000 003 000=3
【希】白石→山村→谷口【戸】高橋→大内
▼4回戦(筑豊緑地)
星琳 003 004 121=11
八幡南 003 020 002=7
【星】小林→折田【八】山崎→山川→沖部→松崎
【南部】
▼4回戦(小郡)
八女工 000 010 000=1
九州 000 000 000=0
【八】柴尾【九】舩越→岩田
▼4回戦(小郡)
香椎 000 200 000=2
大牟田 000 000 000=0
【香】伊藤【大】平川
▼4回戦(久留米)
筑前 002 100 100=4
筑紫丘 000 000 000=0
【前】川口→松崎【丘】井上颯
▼4回戦(久留米)
三井 000 000 000=0
西短付 400 010 00x=5
【三】甲斐→江副【西】福井
<19日の試合予定>※赤字はシード校、★は観戦予定の試合
【南部】
▽小郡 (4回戦)祐誠―筑陽学園/福島―筑紫台
▽久留米 (4回戦)福岡第一―三潴/福工大城東―山門
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