春季地区大会⑥~九産大九産、久留米商、東海大福岡が優勝




 春季地区大会は30日、福岡中央・福岡・筑後の3地区で決勝が行われました。その結果、福岡中央地区は東海大福岡、福岡地区は九産大九産、筑後地区では久留米商がそれぞれ優勝を飾りました。北九州地区では準決勝2試合が行われ、小倉と常磐が決勝に進出しています。まだ北九州地区の決勝を残していますが、これで昨秋から始まった公式戦は終了、いよいよ夏の選手権に向けて各校ともラストスパートに入ります。なお、夏の大会のシード校のポイントも地区大会の終了と同時に確定、こちらも北九州地区大会の終了後、改めて検証したいと思います。

【福岡地区】昨秋優勝校の九産大九産が、筑陽学園を圧倒し、終わってみれば順当な結果となりました。筑陽学園は前日の準決勝・東福岡戦でエース・山中投手が熱投を演じた影響もあり、思わぬ大差となってしまいました。ベスト4の福岡第一、東福岡も力の差はそれほど感じられず、夏の大会に向けてさらにチーム力を上げてきそうです。両校とも夏はシード漏れとなりそうで、シード校にとっては同じパートに入ると、嫌な相手となりそうです。福工大城東、沖学園は初戦で敗れたものの秋春の結果から実力は上位ですし、香椎工、筑紫台、博多工なども改めて力のあるところを見せました。

2016福岡地区春季12

【福岡中央地区】4月に東海大五から校名を変更した東海大福岡が、新校名でいきなり優勝を果たしました。育徳館、青豊、飯塚という実力校を連破しての栄冠だけに、価値ある優勝といえます。昨夏準優勝の同校は、秋は出場辞退、春も初戦で青豊に敗れるなど、ここまで思うような結果が出せていませんでしたが、ここにきて調子を上げてきました。昨夏ベスト8の飯塚は、秋春とも県大会出場を逃し、この地区大会でもベスト4にとどまり、夏のシードも微妙になっています。希望が丘は初戦で鞍手に不覚を取りましたが投手力は安定しており、ベスト8に進出した昨夏に続き、今年も期待できそうです。その希望が丘を破った鞍手、準優勝の光陵、春季大会で東海大福岡を破った青豊、昨秋小倉に善戦した育徳館、ベスト4の古賀竟成館などが、夏の有力候補として挙がってきそうです。

2016福岡中央地区春季10

【筑後地区】苦しみながら久留米商が優勝を飾り、夏のシード権を確保しました。春季大会の初戦で敗れた西日本短大付が、九州大会出場のため不在だったことも幸いしました。準決勝で久留米商に敗れた祐誠ですが、秋は県大会、春もパート決勝まで進んでおり、夏も有力校の一校。ベスト8にとどまった大牟田、柳川は夏のシード権を逃し、昨夏旋風を巻き起こした朝倉もベスト8に終わりました。準優勝の久留米高専は、1年生大会準優勝の実績があるメンバーがチームをけん引します。春季大会で九産大九産を破った久留米学園は、その久留米高専に競り負けましたが、こちらも注目の一校となりそうです。

2016筑後地区春季9

【北九州地区】東筑ー小倉の伝統校同士の一戦は小倉が大勝、昨夏準々決勝に続いてライバル対決を制しました。第2試合では常磐が豊国学園に競り勝ち、夏のシード権をほぼ手中にしました。決勝では、秋、春とここまで北部地区では無敗の小倉に土をつけることができるか、注目されます。

2016北九州地区春季11


 

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