春季大会第5日~昨秋優勝の九産大九産が久留米学園に苦杯




 5日目を迎えた第138回九州地区高校野球福岡大会は24日、北部、南部とも3回戦各8試合、合計16試合が行わ、ました。シード校の東筑、希望が丘、福岡大大濠などは4回戦に勝ち進みましたが、南部で昨年秋優勝校の九産大九産が延長戦で敗れる波乱がありました

 北部では、北九州市民球場の第1試合で、2回戦で東海大五を破った青豊とシード・東筑が対戦。初回に2点を先制した青豊に対し、東筑は3回までに追いつくと5回に2点を勝ち越し、そのまま押し切りました。第2試合では、初戦が不戦勝となり、この日が初試合となった飯塚が登場。中盤に一気に得点を重ねて宗像に快勝しました。第3試合では育徳館が6回に一挙8点を奪う猛攻で、光陵にコールド勝ちを納めています。桃園球場では、嘉穂が延長戦で粘る豊国学園に競り勝ち、シード・希望が丘も危なげなく常磐をコールドで下しました。光陵グリーンスタジアムでは北九州市立小倉南門司学園がいずれも接戦を制し、4回戦進出を決めました。

 南部では、大牟田延命球場の第1試合に登場した昨秋優勝校・九産大九産が、久留米学園と対戦。試合は3-3のまま延長戦に入ると、久留米学園が10回表に1点を勝ち越し、これが決勝点となりました。久留米学園は昨年秋は3回戦敗退(2-4糸島)で、大会前は特にマークしていませんでしたが、殊勲の金星を挙げました。小郡市野球場では、まず大牟田が三池を8回コールドで破った後、もう一校のシード・福岡大大濠が登場。福岡西陵とこちらも接戦を演じましたが4-2で逃げ切っています。久留米市野球場では福工大城東が終盤に福翔を突き放し、筑陽学園は八女との激しい打撃戦を制しました。桧原運動公園では武蔵台が輝翔館を序盤から圧倒、沖学園は福岡工を延長戦の末に振り切りました。

 これで北部、南部ともベスト16が出揃いました。第6日目の25日からは4回戦に入り、北部、南部とも4試合ずつが行われます。九産大九産は敗れましたがそれ以外のシード校7校は順当に勝ち進んでおり、25日も4校のシード校が、パート決勝進出をかけた試合に挑みます。

<24日の試合結果>
【北部】
3回戦(北九州市民)
青 豊  200 000 000=2
東 筑  011 020 00x=4
3回戦(北九州市民)◆7回コールド
飯 塚  100 142 3=11
宗 像  000 000 0=0
3回戦(北九州市民)◆6回コールド
光 陵  100 310=5
育徳館  115 008=15
3回戦(桃園)◆延長10回
嘉  穂 001 010 000 1=3
豊国学園 000 100 001 0=2
3回戦(桃園)◆7回コールド
希望が丘 201 302 0=8
常  磐 000 000 0=0
3回戦(光陵GS)
北九州市立 000 010 110=3
苅 田 工 001 000 000=1
3回戦(光陵GS)◆延長12回
小 倉 南 510 000 000 001=7
門司大翔館 500 000 010 000=6
3回戦(光陵GS)
門司学園 200 200 000=4
八幡工  002 000 100=3

【南部】
3回戦(桧原)
武蔵台  021 220 000=7
輝翔館  002 001 000=3
3回戦(桧原)◆延長11回
沖学園  000 100 130 03=8
福岡工  000 010 031 00=5

3回戦(小郡)◆8回コールド
三 池  000 300 02=5
大牟田  004 014 03=12

3回戦(小郡)
福大大濠 000 103 000=4
福岡西陵 000 002 000=2
3回戦(久留米)
福工大城東 000 020 032=7
福   翔 000 010 000=1
3回戦(久留米)
筑陽学園 060 300 211=13
八  女 220 030 020=9
3回戦(大牟田延命)◆延長10回
久留米学園 000 201 000 1=4
九産大九産 100 011 000 0=3
3回戦(大牟田延命)◆5回コールド
三 瀦  306 50
=14
伝習館  100 00=1

<25日の試合予定>※赤字はシード校
【北部】
▼北九州市民(4回戦)
自由ヶ丘ー八幡南/小倉ー鞍手
▼光陵GS (4回戦)小倉工ー九州国際大付/戸畑工ー北九州高専
【南部】
▼小郡   (4回戦)九産大九州ー西南学院/祐誠ー香椎工
▼久留米  (4回戦)筑前ー修猷館/西短大付ー福岡舞鶴

2016春季福岡大会_5

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