センバツ組合せ決まる~秋の九州王者の活躍に見る福岡の夏の展望




 3月20日に開幕するセンバツ高校野球の組み合わせが決まりました。秋の九州大会で優勝した秀岳館は花吹徳栄(埼玉)。準優勝の海星は21世紀枠の長田(兵庫)。鹿児島実は常総学院(茨城)、日南学園は明石商(兵庫)とそれぞれ対戦します。今年は福岡県からの出場はないので、寂しいところですが、やはり同じ九州勢の勝敗は気になるところです。特に秋の九州王者の戦いぶりは、その年の九州勢のレベルを占う意味で注目が集まります。
 そこで秋の九州王者のセンバツでの戦いぶりと、その年の夏の福岡大会の傾向について注目してみました。(春季大会の展望については13日に、まとめてアップする予定です)

秋季九州大会
優勝校
選抜成績 九州勢最高 秋季大会に出場した福岡代表校
のうち
夏の最上位成績
2015 九州学院 1回戦 1回戦 八幡南 :ベスト4
2014 沖縄尚学 ベスト8 ベスト8 九国大付:優勝
2013 沖縄尚学 1回戦 2回戦 門司学園:ベスト4
2012 神村学園 2回戦 2回戦 大牟田 :4回戦
2011 鹿児島実 ベスト8 準優勝 九国大付:優勝
2010 嘉手納 1回戦 優勝 東海大五:ベスト4
2009 清 峰 優勝 優勝 九国大付:優勝
2008 明 豊 1回戦 優勝 飯 塚 :優勝
2007 熊本工 ベスト4 ベスト4 沖学園 :準優勝
2006 清 峰 準優勝 準優勝 戸畑商 :ベスト8

 過去10年のうち、秋の九州大会優勝校が翌年のセンバツでベスト8以上に勝ち上がったのは5回。そうした強い九州王者を輩出した秋季大会に福岡県代表として出場した高校が、このうち4回、夏の大会では決勝まで進んでいます(2007、2009、2011、2014)。つまり九州王者がセンバツで強さを示した年は、その九州大会に出場して揉まれた(?)福岡県代表校も強い、ということが言えるかもしれません。
 その意味では、今年は昨秋の九州大会優勝校・秀岳館がセンバツでベスト8以上に進出するような活躍を見せると、九州大会に福岡代表として出場した九産大九産、小倉は、夏の大会でも期待される…ということになります。福岡代表のいない今年のセンバツ、そうした視点から見てみるのも一興かもしれません。

 

 

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