2016センバツ出場校決定




 昨日、第88回選抜高校野球大会の出場校が決まりました。福岡県勢は昨秋の九州大会でベスト8の壁を破れず、準々決勝に進んだ九産大九産もコールド負けだったため、今春のセンバツ出場は絶望的となっていました。21世紀枠候補校の小倉も、九州地区候補の選考において八重山(沖縄)に敗れ、センバツに関して本サイトとしてはほとんど出番もなかったわけです・・。

 一応、選考結果を見ておくと、九州地区はベスト4進出の4校が順当に決まりました。21世紀枠の九州地区候補だった八重山は補欠にまわる結果となりました。その21世紀枠ですが、選出されたのは釜石(岩手)、小豆島(香川)、長田(兵庫)の3校でした。選考理由は「東日本大震災で親が亡くなったか、行方不明になった野球部員が3人いる中で、野球にひたむきに打ち込んできた。そんな選手たちが甲子園でプレーすることは被災地にとって好影響を与えるとして共感を呼んだ」(釜石)、「2017年春の統合を控え、選手17人ながら自主性を持って練習し、昨秋の香川大会決勝では高松商を破って優勝したことなども評価された」(小豆島)、「同じ敷地内に夜間定時制と通信制の高校が併設され、練習が制限される中で昨秋の兵庫大会8強まで進んだことが評価」(長田/出典はいずれも毎日新聞)。
 釜石は震災被災地、小豆島は離島、長田は進学校ですが阪神大震災の被災地(神戸市)であり、東北の被災地との交流も行っているそうです。なかなかシビアな条件下で秋に好成績を残した高校ばかり。以前にもチラッと書きましたが、離島の高校もなく、比較的温暖で恵まれた環境条件である福岡県からの21世紀枠出場は、なかなか厳しそうです。

 春の福岡大会は3月20日前後、その抽選は2月20日前後というところでしょうか。福岡の球春の訪れは、もう少し先になりそうです。

 

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