プロ野球志望届締切り、福岡からは九国大付・山本、富山ら5人が提出




 プロ野球志望届が10月8日(木)に締め切られ、福岡の高校生からは3校から5人の志望届が提出されました(昨年は4校から6人)。今年のドラフト会議は10月22日(木)に予定されていますが、5人の横顔を個人的な印象とあわせて簡単に見ていこうと思います。

選手名 高校 ポジション 短評
山本武白志 九州国際大付 三塁(右) 九国大付の4番。今夏は福岡大会で1発、甲子園で3発
岩﨑魁人 九州国際大付 捕手(右) 勝負強い打撃が持ち味。右方向へも鋭い打球を放つ
富山凌雅 九州国際大付 投手(左) 130キロ台後半の重い直球と鋭いスライダーが武器
渡辺健史 飯塚 投手(左) 左上手からの角度あるカーブとスライダー
龍頭大夏 大牟田 投手(左) 大きなフォームから直球とスライダー

 2年連続で夏の甲子園に出場し、昨年も清水、古澤という2人のプロ野球選手を生んだ九州国際大付からは3人が志望届を提出しています。目玉は九国・山本生還やはり4番の山本武白志選手でしょう。昨夏も6番打者として福岡大会で2本塁打を放つなど活躍。秋はやや不振でしたが、今春の九州大会で3本、夏の福岡大会で1本、そして甲子園で鮮烈な3本の本塁打。軽く合わせただけで遠くに飛ばせるのは天性ともいえ、長距離打者としての素質を十分に感じさせます。多少、好不調の波があるのが懸念材料ではありますが、父親が元プロ野球選手・山本功児さんと話題性も十分兼ね備えています。
 その山本選手とともに、2年連続で夏の甲子園の舞台に立ったのが富山凌雅投手。がっしりとした体格から投げ込む右打者外角低めへの直球には威力があり、九国・富山2鋭いスライダーとのコンビネーションが持ち味です。また、今夏の甲子園3回戦では7安打・5四死球を与えながら作新学院を完封したように粘り強く投げることができる精神力もあり、勝負処では気迫に満ちた投球を見せます。
 岩﨑魁人捕手は2年時は外野手として甲子園に出場。新チームでは主将として、捕手としてチームをまとめました。甲子園の大阪偕星戦で一発を放ったように長打力もあり、右方向へ強い当たりを打てる高い技術をもっています。

 九州国際大付以外からは投手が二人、名乗りを上げました。飯塚の渡辺健史投手は春の大会準優勝の立役者。切れのある直球に加えて、大きなカーブと右打者の膝元に沈むスライダーが武器です。大牟田の龍頭大夏投手も1年時から注目されてきた素材。大飯塚・渡辺健史きなフォームから勢いのある直球とスライダーを小気味よく投げてきます。

 昨年は九州国際大付から清水捕手、古澤内野手、西日本短大付・小野投手、福工大城東・山川捕手、柳川・柿木投手の5人がプロの道に進みましたが、今年はこの中から何人のプロ野球選手が誕生するでしょうか。注目のプロ野球ドラフト会議は22日(木)に行われます。

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