福岡大会も残すはあと２日、３試合となりました。休養日の２６日を挟んで、いよいよ２７日は準決勝２試合が行われます。
例年以上に各校の戦力が拮抗しており、どこが勝ってもおかしくない試合が続いています。準決勝に残ったのは東海大五、八幡南、九州国際大付、小倉の北部勢４校ですが、各校とも準々決勝は投手陣が好投しており、準決勝も１点を争う好ゲームが期待されます。
＜２7日の試合予定＞
▼準決勝／小郡市野球場
◇第１試合
東海大五ー八幡南
４校の中で最高のチーム打率（.355）を誇る東海大五。投手の田中を除いた打者はいずれも３割を超えており、打線に切れ目はない。投手陣は背番号１０の田中が、ここまでほとんど投げてきた。準々決勝の飯塚戦のようにコーナーに切れのある直球とスライダーが決まるようなら、八幡南打線は苦しくなる。
八幡南は左腕・山川、右腕・今井の投手陣に安定感がある。打線のいい東海大五も大量点は望めそうにない。東海大五が３～４点取った場合、八幡南打線がどこまで田中投手から得点できるかが焦点となりそうだが、早い回から得点を奪えるようなら、投手力を含めた守りの堅い八幡南にもチャンスがありそう。◇第２試合
九州国際大付ー小倉 県大会に入って打線に元気がない九州国際大付。投手を除いた８人のうち６人を占める右打者が、５回戦、準々決勝とも左投手の膝元へのスライダーに苦しんできた。小倉の左腕・岡野投手のスライダーが右打者の膝元に決まるようだと、今回も苦戦が予想される。
九州国際大付は富山、中村の左腕２人に、右本格派の野木も好調だが、小倉打線は機動力もあり勝負強い。不安材料としてはここまでほぼ一人で投げてきた岡野投手の疲れ具合だが、本来の投球ができるようなら、がっぷり四つに組んだ３～４点の攻防が繰り広げられそうだ。
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