大会１３日目の２０日は、厳しい日差しが照り付ける午前中の猛暑から一転、午後は激しい雨に見舞われる中で５回戦の２試合が行われました。
第１試合は打線が活発な星琳と、重松・森田の継投で勝ち上がってきた朝倉の対戦となりました。星琳は１－１の同点から６回、７回と相手の失策や暴投もあり４点を奪ってリードを広げ、勝負あったかと思われました。しかし８回二死から２点を挙げた朝倉は、９回裏に二死二、三塁から中野が起死回生の同点打を放つとその後も連打で満塁とし、最後は内野ゴロが相手の失策を誘ってサヨナラ勝ちを納めました。
第２試合の福翔ー九州国際大付の一戦は、激しい雨で一時試合が中断、その後も雨が時折強く降る中での試合となりました。福翔は左腕・中尾投手が４点を失ったものの粘り強く投げ、６回以降は九州国際大付打線を無安打に抑えて味方の反撃を待ちます。すると８回、２安打に四球、さらに相手の２つの失策も絡めて２点を奪い１点差に詰め寄ります。最終回も先頭打者が四球で歩き、犠打で送って一打同点の好機を掴みましたが、最後は九州国際大付・富山投手が踏ん張り、辛うじて逃げ切りました。
今日勝って８強入りを決めた両校は、２３日（木）の第１試合で準々決勝を戦います。
＜２０日の試合結果＞（小郡市野球場）
▼５回戦 １２３ ４５６ ７８９ R
星 琳 ０１０ ００３ １００＝５ 【星】中村伊→平城
朝 倉 ０００ ０１０ ０２３＝６ 【朝】森田→重松▼５回戦 １２３ ４５６ ７８９ R
福 翔 ０００ １００ ０２０＝３ 【福】中尾
九国大付 ０２０ ０２０ ００ｘ＝４ 【九】富山
＜２１日の試合予定＞
▼５回戦／小郡市野球場
◇第１試合
祐誠ー小倉
打線が活発な両校による打撃戦か。祐誠は１番・古賀、３、４番の吉岡、松門が当たっているほか８番の得永も一発を放っており、破壊力は十分。小倉も好調な1、２番を軸に確実に犠打をからめた攻撃を見せる。４投手の継投を見せる祐誠に対し、小倉は左腕・岡野がどこまで踏ん張れるか。◇第２試合
柳川ー東筑
北部大会で無失点の東筑投手陣を、柳川打線がどう攻略するか。東筑は右サイドハンドの藤井、左腕・梅田とタイプの違う２投手がそろい、いずれも完投能力を持つ。２、３点の競り合いになると強みを発揮する東筑だけに、柳川は西日本短大付戦で見せたような打ち合いに持ち込みたい。
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