秋季大会の成績と、夏の大会の関連性について




 センバツの出場校が決まり、県内の各校とも次の目標が明確となりました。気持ちも新たに練習に取り組んでいると思います。春季大会まであと2か月ほど。球春遠からじ、といったところですが、それでも観戦まではもう少し時間があるようです。
 そこで今日は、秋季大会の成績と夏の大会の関連性を調べてみました。それが下の表です。過去2年の夏の大会ベスト8進出校の秋以降の成績(勝利数)を一覧にしています。

2014夏のベスト8 秋季大会 春季大会 春季地区大会
九州国際大付 7勝(優勝) 1勝 4勝(準優勝)
北筑  2勝 3勝 1勝
自由ケ丘  3勝  4勝(県大会) 5勝(優勝)
東筑  3勝 1勝 1勝
折尾愛真 4勝(県大会) 0勝 1勝
西日本短大付  6勝(準優勝) 7勝(準優勝) 九州大会へ
筑陽学園  5勝(県大会) 5勝(県大会) 4勝(準優勝)
筑紫  0勝 0勝 0勝
2013夏のベスト8 秋季大会 春季大会 春季地区大会
自由ケ丘 3勝  4勝(県大会) 2勝
南筑  2勝  0勝 0勝
九産大九州 4勝  1勝 6勝(優勝)
門司学園  5勝(準優勝) 0勝 0勝
東海大五 2勝  7勝(優勝) 九州大会へ
福工大城東  3勝  0勝 4勝
東福岡  4勝(県大会) 3勝 4勝(準優勝)
祐誠  0勝  4勝(県大会) 2勝

 これを見ると、夏の大会でベスト8以上に勝ち上がる高校というのは、秋の段階である程度、実績を残していることがわかります。16校中のうち14校が秋の大会で2勝以上、11校が3勝以上となっています。これが春の大会となると2勝以上のチームは半分の8校まで減ります。直接全国大会にはつながらない春の大会、地区大会はいわば夏に向けて新戦力を試す場、という要素が強いのかもしれません。

  そう考えると今夏の上位進出校は、昨年秋の大会の上位進出校が中心となることが予想されます。秋の大会で3勝以上あげた高校を洗い出してみると、以下のようになります。

【8勝】九産大九州
【7勝】東福岡
【6勝】八幡南
【5勝】久留米商
【4勝】光陵、西日本短大付、飯塚、新宮、大牟田
【3勝】沖学園、武蔵台、春日、真颯館、東筑、小倉商、小倉西

過去2年のデータから紐解くと、春の大会の結果に関わらず、夏の大会では上記の高校からベスト8進出校の半分以上が出ることになります。ただ、この中には「北部3強」のうち九州国際大付、自由ケ丘の2校が入っておらず、南部も福工大城東、筑陽学園、福岡第一、柳川、祐誠などの私立強豪の名前がありません。例年以上に熾烈な戦いになりそうです。

 

 

 

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