県大会展望⑮北部Hパート~田川が実績上位、希望が丘・育徳館も虎視眈々




田川・秋山2
田川・秋山投手

 北部Hブロックは、田川が久々となる県大会出場の好機を得た。1年時からマウンドにあがる左腕・秋山が大黒柱。130キロを超えるキレのある直球と鋭いカーブで三振が取れる。春季大会では県大会で西短大付に延長14回の末に0-1で敗れたが強豪相手にも通用することを証明した。立ち上がりにやや難があるが、リズムに乗ると攻略は容易ではない。打線も大きな当たりは少ないが1番・山口、中軸の木村、中野、橋本らを中心にコンパクトなスイングを見せ、勝負強い。NHK旗では筑陽学園、自由ヶ丘、招待試合では今治西(愛媛)を破るなど強豪相手に経験値も上げてきた。ただ、主要な試合はほぼ秋山が完投してきただけに、リリーフ陣が未知数なのが気がかり。

 希望が丘は、かつて八幡大付を2度甲子園に導いた石橋監督を2年前に迎え、急激に力をつけている一校。夏の大会では2年続けて県大会まであと一歩というところで涙を飲んでいる。春季大会では東海大五に初戦で敗れたものの、福岡中央地区大会では準優勝。力のあるところを見せた。その希望が丘と初戦であたる育徳館も2年連続で県大会に出場しており、夏に強い。秋季大会では飯塚、春季大会では小倉にそれぞれ僅差で敗れたが、大森・占部の投手陣を中心に試合運びに安定感がある。

 このブロックも実績あるチームが片方のパートに偏ったが、もう一方のパートから勝ち上がってくるのは開幕戦に登場する慶成が有力。今年は結果は出せていないが、昨年県大会に出場した経験が生きるか。秋季大会で小倉に0-1と善戦した青豊と4回戦進出を争うことになりそうだ。

北部H

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校名 秋季大会 春季大会 地区大会
田川 2回戦 7-2戸畑
3回戦 3-4折尾愛真
 
2回戦 12-0築上西
3回戦  4-0八幡中央
4回戦  5-4直方
地区決勝 7-1近大福岡
準々決勝 0-1西短大付
2回戦 10-0田川科技
3回戦  5-3鞍手竜徳
4回戦  4-3飯塚
準決勝  5-8東海大五
福岡魁誠 2回戦 5-13直方 2回戦 11-3門司大翔館
3回戦  2-4宗像
2回戦 0-7稲築志耕館
希望が丘 3回戦 7-1小倉西
4回戦 0-8小倉
2回戦 3-6東海大五 2回戦 8-1水産
3回戦 6-3稲築志耕館
4回戦 4-3宗像
準決勝 3-1古賀竟成館
決勝  1-4東海大五
育徳館 2回戦 4-3近大福岡
3回戦 1-3飯塚
2回戦 6-2中間
3回戦 6-0北九州
4回戦 3-4小倉
2回戦 3-6嘉穂東
青豊 2回戦 0-1小倉 2回戦 6-4常磐
3回戦 3-12東海大五
2回戦 3-0鞍手
3回戦 2-9宗像
遠賀 2回戦 0-21北筑 3回戦 0-17慶成 2回戦 3-11西田川
高稜 2回戦 1-11八幡南 2回戦 5-7自由ヶ丘 1回戦 3-5八幡南
慶成 2回戦 7-9八幡工 3回戦 17-0遠賀
4回戦 3-6近大福岡
1回戦 9-8小倉工
2回戦 3-11八幡
門司大翔館 2回戦 0-8光陵 2回戦 3-11福岡魁誠 1回戦 1-10戸畑工


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