県大会展望⑨北部Eパート~本命不在も折尾愛真が優位、不気味な真颯館




 他ブロックに比べて突出したチームが見当たらない北部Eパートだが、シード校・折尾愛真が頭一つリード。秋季大会は新井、北山らの投手陣がよく投げ県大会に出場。田川の好投手・秋山から一発を放った岩崎をはじめ打線も長打力もある。その田川戦や春季大会の戸畑戦では9回に2点差を追いつくなど粘りもある。ただ春の公式戦では打線が湿り気味で、戸畑、自由ヶ丘の投手陣の前に沈黙。打線の復調が上位進出のカギだが比較的組み合わせに恵まれた感もあり、県大会出場に一番近い存在と言えそうだ。

 追うのは春季大会で地区決勝に進んだ近大福岡。特出すべき選手はいないが、しぶとい打撃で得点力は高い。投手陣は吉永、岩永の継投でかわすが、早めの打線の援護は不可欠だ。よくも悪くも中盤から終盤にかけてもつれる試合を多く経験しており、打ち合って競り合う展開に持ち込めれば勝機も出てくる。これに続くのは秋・春・地区大会といずれも初戦を突破した稲築志耕館、春季大会、地区大会とも近大福岡と接戦を演じた新宮などだが、不気味なのは秋季・春季大会に不出場の真颯館。柳川、自由ヶ丘で甲子園経験のある末次監督が就任して2度目の夏の戦いぶりに注目が集まる。唯一の公式戦となった北九州地区大会では今夏シード校の八幡に1-4と善戦。経験不足は否めないが強豪不在のパートだけに、台風の目となる可能性を秘める。

北部E2

 ▶福岡大会トーナメント表へ

校名 秋季大会 春季大会 地区大会
折尾愛真 2回戦 10-0京都
3回戦  4-3田川
4回戦  3-1嘉穂東
地区決勝 9-6星琳
準々決勝 2-8久留米商
2回戦 2-3戸畑 1回戦 25-6若松商
2回戦  1-6自由ヶ丘
小倉西 2回戦  4-0若松商
3回戦  1-7希望が丘
2回戦 2-7古賀竟成館 2回戦 2-9小倉
中間 2回戦  1-12折尾 2回戦 2-6育徳館 2回戦 2-6古賀竟成館
小倉南 2回戦  3-7若松 2回戦 0-10鞍手 2回戦 0-7北筑
稲築志耕館 2回戦  6-5玄界
3回戦  3-8北九州
2回戦 5-0鞍手竜徳
3回戦 3-4門司学園
2回戦 7-0福岡魁誠
3回戦 3-6希望が丘
近大福岡 2回戦  3-4育徳館 2回戦 6-5東筑紫学園
3回戦 7-5新宮
4回戦 6-3慶成
地区決勝1-7田川
1回戦 2-1新宮
2回戦 5-6嘉穂
真颯館     2回戦 1-4八幡
新宮 2回戦  3-8鞍手 2回戦 12-5水産
3回戦  5-7近大福岡
1回戦 1-2近大福岡


Pocket
LINEで送る

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*