県大会展望⑤北部Ｃパート～２連覇目指す自由ケ丘に安定感

　北部Ｃパートは昨夏の代表校・自由ヶ丘が本命。甲子園経験メンバーのうちエース・久保、５番を打っていた中山、代打でヒットを放った吉丸などが残った。久保を中心とした堅い守りで安定感ある試合運びが魅力だ。競り合いにも強い。打線は中山、白石、吉丸らを軸に長打力がある。春季大会では県大会で筑陽学園に延長の末に敗れたが、北九州地区大会で北部２強ともいえる九国大付と小倉を破っており、北部屈指の実力といってもよいだろう。久保につぐ２番手以降の投手に安定感が出てくれば連戦も心強い。普段の力を発揮すれば県大会出場までは固そうだ。

　対抗馬は北九州地区大会で自由ヶ丘に２－５と善戦した北九州市立。秋季大会も２勝しており地区大会では実績は上位。春季大会２勝の小倉商がこれに続くが、自由ヶ丘と初戦で当たる八幡南も侮れない。シード・八幡を相手に春季大会、北九州地区大会と接戦を演じており力はある。同校は秋、春、北九州地区大会といずれも八幡に敗れているが、点差は試合ごとに詰まってきており、徐々に力をつけていることを感じさせる。継投で競り合いに持ち込み、夏初戦という独特の雰囲気を味方につけて自由ヶ丘を慌てさせることばできれば面白い。初戦で北九州市立と当たる八幡中央は北九州地区大会で同校と互角の試合を展開している。春季大会ではシード・田川にも善戦しており勝機はある。

 ▶福岡大会トーナメント表へ

Tweet

Pocket