北部Bパートは福岡中央地区大会を制したシード校・東海大五で固そうだ。福岡中央地区大会では春季大会ベスト8の田川を準決勝で下しての優勝。大森投手を中心に守りも固く、パンチ力ある岩城らを揃えた打線は得点力も高い。公式戦で強豪校との対戦が少ないことから実力を測りきれない部分はあるが、このパートには他に実績あるチームも比較的少なく、地区大会を突破する実力は十分に備えているとみる。
同校にとって不気味なのは3回戦での対戦が予想される門司学園か。ベスト4入りした昨夏と比べるとやや小粒となった印象は否めないものの、春季大会では2勝。3回戦での稲築志耕館戦では逆転サヨナラで制するなど、昨年見せた土壇場での粘りは健在だ。突出する選手はいないが、勢いに乗った時の破壊力は他校にとって脅威か。北九州地区大会では春季大会ベスト8の戸畑に打ち勝っており「大物喰い」の魅力はある。
もう一方のパートは宗像と苅田工の争いか。宗像は春季大会と福岡中央地区大会でそれぞれ2勝。葉玉投手を中心に安定した試合運びができるため、大崩れがない。苅田工も福岡中央地区大会で2勝し、調子を上げてきた。土岐投手ら投手陣が秋季大会の飯塚戦で見せたような粘りの投球で失点を最小限に防ぎつつ、打線の援護を待ちたい。
校名 | 秋季大会 | 春季大会 | 地区大会 |
東海大五 | 2回戦 22-0水産 3回戦 0-7北筑 |
2回戦 6-3希望が丘 3回戦 12-3青豊 4回戦 1-3八幡 |
2回戦 10-0東鷹 3回戦 8-0築上西 4回戦 9-2直方 準決勝 8-5田川 決勝 4-1希望が丘 |
宇美商 | 2回戦 9-10築上西 | 2回戦 1-10八幡中央 | 2回戦 2-4築上西 |
東筑紫学園 | 2回戦 5-2門司学園 3回戦 0-10九国大付 |
2回戦 5-6近大福岡 | 2回戦 0-13自由ヶ丘 |
門司学園 | 2回戦 2-5東筑紫学園 | 2回戦 5-4嘉穂 3回戦 4-3稲築志耕館 4回戦 4-6古賀竟成館 |
2回戦 9-6戸畑 3回戦 6-7北九州 |
嘉穂 | 2回戦 1-8北九州市立 | 2回戦 4-5門司学園 | 2回戦 6-5近大福岡 3回戦 1-11飯塚 |
宗像 | 2回戦 3-4小倉東 | 2回戦 7-0玄界 3回戦 4-2福岡魁誠 4回戦 0-7戸畑 |
2回戦 3-2光陵 3回戦 9-2青豊 4回戦 3-4希望が丘 |
築上西 | 2回戦 10-9宇美商 3回戦 0-11北九州市立 |
2回戦 0-12田川 | 2回戦 4-2宇美商 3回戦 0-8東海大五 |
苅田工 | 2回戦 1-2飯塚 |
2回戦 4-3北九州高専 3回戦 3-13小倉 |
2回戦 4-3筑豊 3回戦 12-5西田川 4回戦 1-2古賀竟成館 |
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