1920年(大正9年) 第6回選手権大会/豊国中(初出場) 優勝=関西学院(兵庫)初 | |||
第6回大会に初出場した豊国中は、初戦で鳥取中に2-6で敗れたが、試合以外の部分で物議を醸した。この試合の先発・小方投手が前年秋に法政大学の投手として4大学リーグ(のちの東京6大学リーグ)のマウンドに上がっていたからである。 当時の中学校は5年制だったが小方投手は4年修了後に法政大学の予科(=旧制大学入学前の段階で、旧制高等学校に相当する課程)に入学。その年秋の4大学リーグ戦で登板していた。その後、何らかの理由で豊国中に逆戻りし、全国中等学校野球大会のマウンドに上がったことで議論を呼ぶことになった。 試合はそのまま行われ小方投手も先発のマウンドに上がった。大学相手に投球経験のある小方投手を鳥取中は打てまいという下馬評だったが、序盤から鳥取中打線につかまり途中降板、早々と敗退した。 これを機に、第8回大会からは選手資格が制定され(落第生と転校後二学期を経過していない転入生の出場を認めない)、同時に出場選手の健康診断書も必要となった。 |
|||
◇1回戦(8月15日/鳴尾) 一二三四五六七八九 計HE 鳥 取 中 0 0 4 0 0 1 0 0 1 6 8 4 豊 国 中 0 0 0 1 0 0 0 0 1 2 7 4 <二>尾﨑、井上 【豊国中】 打安 【鳥取中】 打安 7 池 田 41 5 尾 崎 52 6 井 上 31 7 竹 岡 41 8 花 生 42 6 山 崎 20 1⑼小 方 31 1 西 村 41 3 網 田 41 3 叶 40 5 久 礼 20 2 坂 本 41 9 速 開 21 4 谷 口 52 ⑴ 真 柴 20 9 小 谷 41 2 荒 井 20 8 土 井 20 4 荒 木 40 振四犠盗残失307 振四犠盗残失 348 942474 11722104 |
Leave a Reply