春季大会第10日~西日本短大附、博多工が投手戦を制し準決勝へ




 第144回九州地区高校野球福岡大会は2日、久留米市野球場で県大会が開幕。準々決勝2試合が行われ、西日本短大附と博多工の南部勢がそれぞれ勝ち、準決勝進出を決めました。

 第一試合の西日本短大附ー九州国際大付の一戦は、昨秋準々決勝の再現となりました。この時は2-1で九州国際大付が勝ちましたが、今日の試合も西日本短大附・江崎、九州国際大付・下村の両投手による投手戦となりました。九州国際大付は3回に5番・塩崎のタイムリー二塁打で先制しましたが、西日本短大附は6回にワンチャンスを生かして逆転に成功。7回以降、江崎投手は走者を出しながら九州国際大付の反撃を許さず、2-1で逃げ切りました。
 余談ながら西日本短大附にとって九州国際大付は鬼門ともいえる存在で、昨秋の敗戦をはじめ2016年夏5回戦(3-8)、小野投手(現楽天)を擁した2014年夏準々決勝(1-8)および2013年秋決勝(0-5)と大事な試合で苦杯を喫してきました。今回の勝利は、数年間にわたる悔しい思いを晴らす1勝となりました。

 第二試合は博多工と小倉工、公立の古豪同士の対戦となりました。博多工は初回、3本の安打を集めて2点を先制しますが、2回以降は博多工・田代、小倉工・樋口、両左腕の投げ合いが続きました。中盤押し気味に試合を進めた小倉工は6回に1点を返し、7回以降もチャンスを作りますが博多工の堅守に阻まれ得点ならず。2-1で博多工が競り勝ちました。博多工が春・夏・秋の大会でベスト4以上に顔を出したのは、2004年秋(南部大会準優勝。北部準優勝校との3位決定戦に敗れて4位)以来のこととなりました。

 3日は準々決勝の残り2試合が久留米市野球場で行われます。

<2日の試合結果> ※赤字はシード校
【県大会】

準々決勝(久留米)
九国大付 001 000 000=1
西短大附 000 002 00X=2
準々決勝(久留米)
小倉工 000 001 000=1
博多工 200 000 00X=2

<4月3日の試合予定>※赤字はシード校
【県大会】
▽久留米 (準々決勝)福工大城東真颯館/福岡大大濠―飯塚


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