筑陽学園が初戦突破、甲子園初勝利~センバツ

 第91回選抜高校野球大会に出場している九州地区代表の筑陽学園は26日、福知山成美(京都)との初戦にのぞみ、3-2で競り勝って甲子園初勝利を挙げました。福岡県勢としては2年前の福岡大大濠、東海大福岡以来の勝利となります。2回戦は29日(金)の第三試合で山梨学院と対戦します。

【試合経過】
 1点を争う好ゲームとなったが、7回に貴重な勝ち越し点を挙げた筑陽学園が西投手の力投で逃げ切った。
 筑陽学園は2回一死後、5番野田が左前打。続く福岡も左前打で続き一、二塁とすると続く進藤も三遊間を破って二塁から野田が先制のホームを踏んだ。1点を追う4回は一死から8番石川が四球を選び西が送ったあと、中村四球で二死一、二塁とし、2番福島がしぶとく三遊間を破って同点に追いついた。同点で迎えた7回は二死から4番江原が四球を選んだあと、野田がセンター頭上を破る二塁打を放って、江原が決勝のホームを踏んだ。
 福知山成美は4回3番東原が遊内野安打で出塁。続く原は左飛、井戸は右飛に倒れ二死となったが、坂が三塁線を破る二塁打を放って二、三塁とし、7番神内がセカンド左を破る中前打で2者を迎え入れて逆転に成功した。しかし5回以降は尻上がりに調子を上げる西の前に2安打に抑えられ、得点圏に走者を進めることができなかった

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 投手を中心にした堅い守りと、競り合いに対する強さを発揮して、筑陽学園が甲子園初勝利を飾った。
 勝利の立役者の一人が先発の西投手。序盤は直球やツーシームが高めに浮いたところを捕らえられ、4回まで6安打を浴びる苦しい投球。しかしスライダーが低めによく決まったことで4回の2失点に踏ん張ったことが大きかった。直球も徐々に低めに集まるようになり、5回以降は危なげのない内容。西舘投手の救援を仰ぐことなく、見事に完投した。無四球で無駄な走者を出さずにテンポよく投げ、四球で出た走者を2人生還させてしまった小橋投手との違いが際立った。

 打線は2回には3連打で先制。進藤の先制タイムリーは低めのスライダーを叩きつける一打、福島の同点タイムリーも決して当たりは良くなかったが、しぶとく三遊間を抜いた。得点を挙げた2回、4回以外にも3回、6回と得点圏に進めながら決定打が出ないもどかしい展開で、2-2のまま終盤に入ったが、終盤の凌ぎあいは昨秋の九州大会でさんざん経験してきた展開。7回二死から野田の一打で勝負を決めた。

 守備も西の力投に応えて無失策。3回には右中間に飛んだ人知の当たりを、ライト福岡が好捕したのも大きなプレーだった。守り合い、凌ぎ合いになれば力を発揮する筑陽学園が初戦を突破。次は初戦で大会タイ記録の24安打で24得点を挙げた強打の山梨学院との対戦となるが、今日のようなロースコアの展開に持ち込めれば勝機は十分。西舘投手を温存できたのも大きく、県勢2年ぶりのベスト8への期待が高まる。


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