2019春季大会展望⑥北Cパート~守り堅い真颯館中心も混戦模様




 北部Cパートのシード・真颯館は、昨秋ベスト4(3位)。準決勝で筑陽学園に敗れましたが、新チームになってから、北九州地区新人大会、秋の大会と北部のチームに負けがありません。北九州地区新人大会および秋の大会準々決勝までの10試合は、すべて3点以内に抑えており、投手を中心とした守りの堅さがあります。
 130キロ台中盤~後半の直球を武器にコーナーを際どく突いてくるエースの武内未来投手(2年)をはじめ、スライダーに切れのある小前直輝投手(2年=右)、センターからリリーフに立ち140キロ超の直球を投げ込む松尾堅成投手(2年=右)とタイプの違う3投手を擁します。打線は松尾、武内に森田拓斗内野手(2年=右)で中軸を形成。1番の丸林駿太外野手(2年=右)も含め、前チームから経験豊富な選手が揃います。

 自由ケ丘は、昨夏北福岡大会8強に導いた大庭哉汰投手(2年=右)が健在。高い位置からリリースし、力のある130キロ超の直球でコーナーを突き、タイミングを外すカーブも効果的です。打っても昨夏の希望が丘戦では一発を放つなど力があります。打線は主力が入れ替わり昨秋は初戦で戸畑に敗れましたが、この冬でどこまで戦力の底上げができたか注目されます。
 北筑は昨秋4回戦でシード飯塚に8-9と惜敗しましたが、7点差を一時逆転した打力が光りました。重藤廉太郎内野手(2年=右)は左右に大きな当たりが打てる中軸打者。飯塚戦では9回に逆転3ランを放つなど勝負強さもあります。右サイドハンドの尾形優真投手(2年)は直球とスライダーでコーナーに集める丁寧な投球を見せます。
 鞍手竜徳は昨春、左腕の広畑碧投手をはじめ先発メンバーに1年生6人が名を連ね4回戦に進出。昨夏北福岡大会でも8強進出を果たしました。昨秋は初戦で星琳に敗れましたが、ダークホース的存在。昨秋2勝の嘉穂、3勝の嘉穂東の筑豊勢も上位を狙います。

※校名の赤字はシード校、緑字は本サイトの独断による有力校


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