筑陽学園は大会第4日に福知山成美(京都)と対戦~センバツ




 3月23日(土)に開幕する第91回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選が15日に行われ、九州地区代表の筑陽学園は大会第4日第1試合で福知山成美(京都)と対戦することになりました。このほか九州勢は、明豊が2日目第2試合で横浜(神奈川)と、日章学園(宮崎)は同じく2日目第1試合で習志野(千葉)と、大分は5日目第2試合で松山聖陵(愛媛)と、そして21世紀枠出場の熊本西(熊本)は6日目第1試合で智弁和歌山と対戦します。

 筑陽学園が対戦する福知山成美は、春は5年ぶり3回目の出場。前回(2014年)はベスト8に進出。4度出場している夏も2006年にベスト8入りを果たした実績があります。昨秋は京都大会を制すると、近畿大会では初戦、神戸国際大付(兵庫)を5-4で下し、続く準々決勝では優勝した履正社に0-5で敗れましたが、近畿地区5番目の椅子に滑り込みました。

 打線は4番の原選手を中心に前チームからの主力が多く残り、力があります。秋の京都大会では当初、打線は湿り気味だったようですが、しり上がりに調子を上げて優勝。近畿大会初戦の神戸国際大付(兵庫)戦では初回にバントを挟んで5安打を集め、4点を奪う速攻で主導権を握りました。筑陽学園の誇る西・西舘・菅井の投手陣vs福知山成美打線、という構図になりそうですが、まずは投手陣がしっかりと相手打線を抑え、守りからリズムを掴みたいところです。

 福知山成美のエースは右腕の小橋投手。直球にスライダー、カーブを投げるオーソドックスなタイプで、直球の球威も130キロ前後。制球力の評価は高いようですが登板した試合では10本前後の安打を許すことが多く、付け入る隙はありそうです。ただ、走者を許してからの粘れるタイプだけに、筑陽学園とすれば早めに得点を奪って、投手陣を楽にしたいところです。

 初戦を突破すれば、次は山梨学院(山梨、昨秋関東大会4強)と札幌第一(北海道、昨秋北海道大会準優勝)。いずれも手強い相手には違いありませんが、以前にも紹介したように、過去10年間の九州大会優勝校のうち明治神宮大会で勝利を挙げているチームは6校あり、そのうち5校が翌春センバツでベスト8以上に勝ち上がっています。昨秋の明治神宮大会で桐蔭学園(神奈川)を破った筑陽学園も、大いに期待できます。


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