2019春季大会展望②北Aパート~Ⅴ候補・九国大付に挑む東筑




 北部Aパートは昨秋の九州大会出場校・九州国際大付が中心です。
 九州国際大付は昨秋準優勝。前チームからのエース下村海翔投手(2年=右)は140キロ超の直球とスライダーを低めに集める大会屈指の右腕です
。昨年は春の九州大会で優勝に貢献し、秋の福岡大会では登板した試合で2点以上許しませんでした。打線は勝負強い4番・葛城陸外野手(2年=右)を中心に、太治成内野手(2年=右)、柄谷一輝外野手(2年=右)など一発のある打者がずらりと並びます。右打者の多い打線にあって左の大砲・中川優太内野手(2年)が入り、厚みも出ています。守りに若干の不安を残しますが、筑陽学園不在の今大会は優勝候補の筆頭と言えそうです。

 東筑は昨秋、パート決勝で真颯館にコールド負けを喫しましたが、昨春のセンバツを経験している選手が多く残ります。3番の和久田秀馬内野手(2年=左)は思い切りのよい打撃で、右中間方向へ鋭い打球を飛ばす好打者。センバツでも2安打を放っており大舞台でも実績を残しています。4番江藤那央外野手(2年=右)は、右方向にも大きな当たりを放ち、手嶋琳太郎内野手(2年=左)は小柄ながらシュアな打撃が光ります。秋4回戦で一発を放った楠田圭佑外野手(2年=右)ら新戦力の台頭もあり、今年も打線の破壊力は十分です。スライダー、ツーシームを内外角に投げ分ける右サイドハンドの田口天馬投手(2年)ら投手陣の出来が、カギを握りそうです。
 戸畑は昨秋初戦で自由ケ丘を破りました。昨夏2勝を挙げた奥村信哉投手(2年=右)や、中軸打者でありながら昨夏マウンドにも登った中野翔太外野手(2年=左)などが、夏からどれだけ成長したか楽しみです。昨秋2勝の八幡南や、昨秋4強の小倉工に善戦した門司学園なども上位進出を狙います。

※校名の赤字はシード校、緑字は本サイトの独断による有力校


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