25日(木)に行われた2018年プロ野球ドラフト会議で、福岡の高校生では松井義弥内野手(折尾愛真)が巨人5位、中村宜聖外野手(西日本短大附)がソフトバンク育成4位でそれぞれ指名されました。折尾愛真出身の選手としては2016年の小野泰己投手(→富士大・阪神2位)以来、西日本短大附出身の選手としては2014年の小野郁投手(楽天2位)以来の指名となりました。
 また、福岡県の高校出身選手も育成を含めて5人が指名されました。

 ■島内颯太郎投手(右)【広島2位】/光陵(2012~2014年)→九州共立大
 光陵では2年からエース格として活躍。2年夏は3回戦敗退。最後の夏も、初戦こそ小倉東を相手に7回を2安打完封したものの、続く3回戦では古賀竟成館に14安打12失点で7回コールド負け。観戦の機会はありませんでしたが目立った成績は残せず、特に話題にのぼることはなかったように記憶しています。九州共立大に進学後、最速152キロの直球が持ち味の本格派右腕に成長。最終学年となった今年は、福岡六大学野球で9勝無敗と安定した成績を残しました。甲子園実績のない地元公立校出身の速球投手として、今後の活躍に注目したいと思います。

 ■富山凌雅投手(左)【オリックス4位】/九州国際大付(2013~2015年)→トヨタ自動車
 2014年、15年と連続して夏の甲子園のマウンドを経験しています。特に2015年は野木、中村と左右の好投手を従えエースとして準々決勝まで進出。「がっしりとした体格から投げ込む右打者外角低めへの直球には威力があり、鋭いスライダーとのコンビネーションが持ち味。今夏の甲子園3回戦では7安打・5四死球を与えながら作新学院を完封したように粘り強く投げることができる精神力もあり、勝負処では気迫に満ちた投球を見せる」と当時の投稿にあります。高校3年時にもプロ志望届を提出しましたが、この時は指名されずトヨタ自動車へ。社会人2年目の昨秋は日本選手権で好投し注目を集めました。

 ■久保拓真投手(左)【ヤクルト7位】/自由ケ丘(2012~2014年)→九州共立大
 自由ケ丘では2年夏に主戦として同校の初優勝に貢献。甲子園の初戦・延岡学園戦で先発のマウンドに上がりましたが、7回4失点で敗戦投手に。連覇を狙った3年夏は準決勝で富山投手のいた九州国際大付に敗れました。体はさほど大きくないものの、変化球の制球の良いサウスポーというのが高校時代の印象です。九州共立大では同期の島内投手よりも先に活躍の場を得、2年時から主戦格として登板。3年春では5勝を挙げてベストナインに選出されています。

 ■東野葵投手(左)【西武育成1位】/福岡第一(2012~2014年)→日本経済大
 福岡第一時代は1年夏からベンチ入り。決勝の飯塚戦では2番手として登板しましたが3点を失い降板。2年夏は3回戦敗退、3年夏はセンターとして出場し初戦敗退に終わり、高校時代はこれといった実績は残せませんでした。日本経済大では、キレのある直球を武器に4年間で12勝。投手陣に課題を残す西武だけに、チャンスを掴みたいところです。

 ■松本友内野手(左)【ヤクルト育成2位】/東福岡(2010~2012年)→明治学院大→福井ミラクルエレファンツ
 東福岡では2年夏(4回戦敗退)はショートの控え、3年夏は1番センターとしてベスト8進出を果たしました。明治学院大を経て入団したBCリーグ・福井ミラクルエレファンツでは初年度の2017年、2年目の18年とも打率3割超。外野とショートを守れる俊足巧打のユーティリティプレイヤーとして活躍しました。 

 福岡の高校で3年間汗を流した各選手の、今後の活躍に期待したいと思います。