秋季九州大会第3日~筑陽学園がタイブレークで興南下し4強




 第143回九州地区高校野球大会は3日目の22日(月)、準々決勝4試合が行われ、ベスト4が出揃いました。福岡1位の筑陽学園は興南(沖縄2位)を延長13回、タイブレークの末に破ってベスト4に進出。来春のセンバツ出場に大きく前進しました。

 リブワーク藤崎台球場の第2試合に登場した筑陽学園は、右腕の西舘が先発。興南打線を9回まで2安打に抑える好投を見せます。一方、打線は興南の左腕・宮城の前に6回まで無安打。ようやく7回に4番江原が初安打を放ちますが得点につなげられず試合は延長戦へ。筑陽学園は10、11回と得点圏に走者を置いてサヨナラのチャンスを掴みましたが1本が出ず、両校無得点のまま延長12回を終え、タイブレークに突入しました。
 13回表、筑陽学園は無死満塁という絶体絶命のピンチを無得点に抑えると、その裏に無死満塁のサヨナラ機を掴み、最後は一ゴロが本塁高投を呼んで初戦に続く敵失によるサヨナラ勝ち。息詰まる投手戦を制しました。

 それ以外の3試合は、いずれもコールドゲームとなりました。筑陽学園の試合の前に行われたリブワーク藤崎台の第一試合では、初戦で九州国際大付を破った日章学園(宮崎1位)が熊本西(熊本2位)を中盤以降、突き放して8-1で快勝。県営八代球場では、序盤から着実に得点を重ねた明豊(大分1位)が長崎商(長崎2位)を10-1で下しました。第二試合では、大分(大分2位)が神村学園(鹿児島1位)を破り、明豊に続いて準決勝に大分勢が2校勝ち上がりました。

 大会4日目は休養日を挟んで24日(水)に準決勝が行われ、筑陽学園は決勝進出をかけて大分(大分2位)と対戦します。

【大会第3日の結果】
◆準々決勝(リブワーク藤崎台)※7回コールド
日章学園 300 002 3=8 (H13
熊本西  100 000 0
=1 (H06
【日】石嶋【熊】霜上→瀬上

◆準々決勝(リブワーク藤崎台)※延長13回
興  南 000 000 000 000 0=0 (H3
筑陽学園 000 000 000 000 1=1 (H5
【興】宮城【筑】西舘

準々決勝(県営八代)※8回コールド
明 豊 120 201 04=10 (H16
長崎商 000 000 01=01 
(H04
【明】若杉【長】桝屋

準々決勝(県営八代)※8回コールド
大  分 100 111 13=8 (H11
神村学園
 000 000 01=1 (H08
【大】長尾【神】中川→仲間

【大会第4日の試合予定】(24日)
 <リブワーク藤崎台>
  ◆準決勝 明豊(大分1位)ー日章学園(宮崎1位)
  ◆準決勝 大分(大分2位)―筑陽学園(福岡1位)


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