準々決勝4試合は10/2(火)に順延~秋季大会




 29日(土)・30日(日)に予定されていた第143回九州地区高校野球福岡大会の準々決勝は、雨天および台風のため順延となりました。これにより準々決勝は、10月2日(火)に北九州市民球場と光陵グリーンスタジアムで2試合ずつ行われることになりました。準決勝以降の日程に変更はありません。

 8校の顔ぶれを見てみると、公立は小倉工のみ。昨年は東筑・小倉・春日の3校、一昨年は小倉工・八幡・福島・久留米商の4校でしたから今年は強豪私立が順当に勝ち上がった印象です。

得点(1試合平均) 失点(1試合平均) 主な対戦相手
九産大九産 17(4.25) 04(1.00) 久留米商、久留米
小倉工 36(9.00) 10(2.50) 鞍手小倉
西日本短大附 31(7.75) 03(0.75) 祐誠、柳川
九州国際大付 32(8.00) 03(0.75) 東海大福岡、光陵
福工大城東 50(10.0) 03(0.60) 福岡第一、福岡大大濠
真颯館 28(7.00) 06(1.50) 東筑、八幡南
筑陽学園 31(7.75) 04(1.00) 筑紫台、香椎
飯塚 37(9.25) 09(2.25) 嘉穂東、北筑
合計 262(7.94) 42(1.27)

 各校のここまでの得点・失点をまとめてみました。さすがにベスト8、いずれも高い数字を示しています。対戦相手のレベルによってもこの数字は大きく変わってくるため、あくまで参考程度ですが、この数字だけを見ると福工大城東が頭一つ抜けています。坂本、中村とタイプの違う両投手に1年生の中軸3人も好調を維持しており、福岡大大濠や福岡第一などの強豪を破ってきた点も評価されます。九州国際大付も投打とも数字は高く、140キロ超の直球を持つエース下村に葛城を中心に長打力のある打線を擁し、優勝候補の一角といってよいでしょう。東海大福岡を相手にコールド勝ちするなど、北部大会では強さが際立ちました。

 その九州国際大付と対戦する西日本短大附も数字上では同校に拮抗、好試合が期待されます。筑陽学園はエース西、4番江原を中心に投打のバランスが取れています。真颯館は特別目立った数字は残していませんが、8月の北九州地区新人大会では九州国際大付を破って優勝。今大会ではセンバツ経験者が複数残る東筑に快勝するなど、ここまでの実績は十分。強力打線を誇る飯塚小倉工は得点力が高く、九産大九産は失点の少なさが目に付きます。

 この8校のうち、来春のセンバツにつながる九州大会(10月20日~熊本)に出場できるのは2校。実力伯仲の激しい代表争いが繰り広げられそうです。

<10月2日の試合予定>
【県大会】(準々決勝)
▽北九州  九産大九産ー小倉工/西日本短大附-九州国際大付
▽光陵GS 福工大城東ー真颯館/筑陽学園ー飯塚


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