大詰めを迎えている第100回全国高校野球選手権記念南・北福岡大会は、21日(土)から北九州市民球場に舞台を移して準決勝が始まります。まず21日は北福岡大会の準決勝2試合が行われます。

 北福岡大会でベスト4に残ったのは北九州、折尾愛真、小倉、飯塚の4校。北九州と折尾愛真は春夏通じて初の甲子園を狙います。小倉が優勝すれば昭和31年以来、62年ぶり11度目の選手権出場。飯塚は平成24年以来、6年ぶり2度目の出場を目指します。南福岡大会は九産大九州、香椎、沖学園、福岡大大濠の4校。香椎と沖学園は春夏通じて初の甲子園がかかります。九産大九州は平成17年以来13年ぶり2度目、昨春センバツ出場の福岡大大濠は、夏は平成元年以来29年ぶり4度目の出場を目指します。

 泣いても笑っても残すはあと6試合。厳しい暑さの中での試合となりそうですが、好ゲームを期待したいと思います。

<21日の試合予定>
▼北福岡大会 準決勝
◇第1試合(11時)北九州―折尾愛真
 昨夏・今春と2季連続甲子園出場の東筑を相手に、2安打11奪三振の投球を見せた北九州の渡辺に、強打の折尾愛真が挑む。
 渡辺は140キロ超の直球に落差あるスライダーがあり、四死球も少ない。折尾愛真としても多くのチャンスは望めないだろう。得意の一発攻勢で一気に得点を重ねたいところ。打線はここまで4本塁打5番野元をはじめ、1番長野、6番岩見などが好調を維持。3番松井、4番上地のバットがやや湿り気味となっているだけに、奮起が待たれる。
 北九州打線も上位から下位まで万遍なく好調で、特に1~4番は勝負強い。折尾愛真投手陣は継投になるだろうが、相手が渡辺ということを考えるとこれまでの試合のような打撃戦は考えにくく、失点を重ねると苦しくなりそうだ。

▼北福岡大会 準決勝
◇第2試合(13時30分)
小倉―飯塚

 今大会ナンバーワン投手の小倉・河浦を3試合連続2桁得点の飯塚打線が攻略できるかがポイントになりそう。
 河浦は140キロ超の直球にキレのあるスライダーで三振が取れ、制球力も安定している。ピンチでも粘り強く投げることができ、スタミナも十分。一方、飯塚打線も2本塁打の4番片渕をはじめ、打率4割超の打者が多く並んでおり、どこからでもチャンスを作れる。力と力の好勝負が見られそうだ。
 小倉打線は派手さはないものの、センター中心に鋭く打ち返してくる。小技を使える選手も多く、どのようなタイプの投手からも得点を「もぎとる」術がある。先行してそのまま押し切るのが勝ちパターンで、競り合いにも強い。飯塚としては先制点を奪い、継投で小倉の反撃をかわしたい。