東筑が快勝、東筑紫学園は初戦敗退~九州大会第2日




 第142回九州地区高校野球大会の第2日は汗ばむ陽気となった22日、1回戦の残り4試合が行われました。この日も2校登場した福岡県勢のうち、東筑紫学園は伊万里(佐賀・推薦)に敗れましたが、センバツ出場校の東筑は長崎総科大付に快勝し、準々決勝に進出しました。



 福岡県勢が2校登場した久留米市野球場では、第一試合で東筑紫学園(福岡3位)が、21世紀枠でセンバツ出場を果たした伊万里(佐賀)と対戦。初回に四死球絡みで先制を許した東筑紫学園は、3回にも4本の長短打に3つの四球、打撃妨害なども絡んで一挙に8点を失い0-9と大量リードを許します。中盤以降、ヒットを重ねて3点を返しましたが序盤の失点が大きく、3-10で敗れました。
 第二試合は東筑が、長崎総科大付との一戦にのぞみました。初回に4番江藤の2点タイムリーで先制した東筑は、6回にも5安打を集中させて4点を奪って突き放します。投げては先発・石田が長崎総大付打線を5安打に抑えて完封。センバツ出場校の貫録を見せて、危なげなく初戦を突破しました。
 小郡市野球場の第一試合では、昨秋九州大会ベスト8の明豊(大分)と聖心ウルスラ(宮崎)が激突。試合は終盤まで1点を争う攻防が繰り広げられましたが、8回に逆転した明豊が聖心ウルスラの追撃を振り切って、昨秋に続く準々決勝進出を決めました。
 第二試合は、センバツ出場の延岡学園(宮崎)が樟南(鹿児島)と対戦。中盤にリードを広げた樟南が、9回の延岡学園の反撃を抑えて6-3で快勝しました。推薦の2校を含めて3校が出場していた宮崎県勢は、全て初戦で姿を消しました。

 これでベスト8が出揃いました。県別に8校の内訳を見ると、福岡3校、佐賀・長崎・大分・鹿児島・沖縄が各1校となっています。大会3日目の23日(月)は準々決勝4試合が予定されており、ベスト4が決まります。

<22日の試合結果>※赤字は福岡県勢
(久留米)
▼1回戦
伊万里(佐賀・推薦)
108 000 001 =10
000 101 100 =3
東筑紫学園(福岡3位)

▼1回戦
長崎総大付(長崎)
00
0 000 000=0
200 004 00x=6
東筑(福岡・推薦)

(小郡)
▼1回戦
明豊(大分)
000 100 021=4
000 101 001=3
聖心ウルスラ(宮崎)

▼1回戦
延岡学園(宮崎・推薦)
000 001 002=3
000 130 02x=6
樟南(鹿児島2位)

【九州大会3日目の組み合わせ】※赤字は福岡県勢
◇4月23日(月)
<久留米市野球場>
 第1試合:未来沖縄(沖縄)―八幡(福岡2位)
 第2試合:伊万里
(佐賀・推薦)―明豊(大分)
<小郡市野球場>
 第1試合:創成館(長崎・推薦)-九州国際大付(福岡4位)
 第2試合:東筑(福岡・推薦)ー樟南
(鹿児島2位)


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