21日(土)から福岡県の久留米市野球場、小郡市野球場を舞台に開催される第142回九州地区高校野球大会の組み合わせが12日、決まりました。福岡県からは春の福岡大会準優勝の八幡、3位の東筑紫学園、4位の九州国際大付の3校と、センバツ出場校の東筑を加えた4校が出場します。春の福岡大会で優勝した小倉は、部員の不祥事(威圧的指導)により出場辞退を申し出て受理されたため、九州大会は予定より1校少ない16校で行われます。
 初戦の相手は東筑が長崎総科大付、八幡がセンバツ出場校の富島(宮崎)、東筑紫学園が21世紀枠でセンバツに出場した伊万里(佐賀)、九州国際大付は九州大会初出場の東明館(佐賀)にそれぞれ決まりました。

 優勝争いは、昨秋の九州大会優勝校でセンバツ8強の創成館を中心に、東筑・延岡学園のセンバツ勢、れいめい・樟南の鹿児島勢、また初出場ながら激戦の沖縄県大会を勝ち抜いてきた未来沖縄などが絡んできそうです。ただ、飛び抜けたチームがいないだけに、東筑以外の福岡県勢にも十分にチャンスはありそうです。

 八幡は、昨秋東筑を破った富島との初戦。自慢の打線がどこまで通用するか楽しみです。初戦を突破し、れいめいー未来沖縄の勝者に挑むことができれば、県外の強豪私立との大舞台での試合経験が大きな自信になるはずです。東筑紫学園は伊万里との初戦、さらに準々決勝を突破し、準決勝で東筑を待ち受けたいところ。夏の本番を前に一戦交え、手応えを掴むことができるでしょうか。九州国際大付は初戦に勝てば、創成館と対戦する可能性があります。例年、同校は春先から夏にかけて戦力を伸ばしてくるだけに、ここで創成館に勝って優勝争いに絡んでくるようなら、夏は打倒・東筑の一番手となりそうです。

 センバツ出場校として受けて立つ立場の東筑は、夏を見据えてエース石田投手だけでなく、甲子園でも登板した林投手の登板機会も増えそうです。ノーマークだった昨夏と違い、各校のマークが厳しくなる中で3季連続の甲子園を目指すには、これまでのように石田投手だけの力で勝ち上がるのは至難の業。林投手が今大会で強豪相手に経験を積み、控え投手ではなく「2枚看板」の一人として成長すれば、さらに戦力を底上げして夏を迎えることができそうです。