春季大会第11日~八幡、小倉が決勝へ




 第142回九州地区高校野球福岡大会は3日、すでに九州大会出場を決めている4校による準決勝2試合が行われ、八幡、小倉が決勝に進出しました。敗れた東筑紫学園、九州国際大付は3位決定戦にまわります。

 第一試合は八幡と東筑紫学園が対戦。八幡は初回に4番須本のタイムリー二塁打で先制すると、3回は柴崎のソロ本塁打でリードを広げます。東筑紫学園は5回の守備で先発・小堤投手が足に打球を受けて降板するアクシデントがあり、急遽登板した2番手森、さらに3番手に池田投手を送りますが、八幡の勢いを止めることができません。8回には6番山本にも一発が飛び出した八幡は、投げては先発・岸本投手が好投。終盤、東筑紫学園の追撃を受けますが後続を断ち、9-4で勝利をおさめました。

 第二試合は小倉と九州国際大付のシード校同士が激突。小倉はエースの河浦投手ではなく、右サイドハンドの太田投手が先発。4回まで九州国際大付打線を無得点に抑える好投を見せます。5回に逆転を許すと同じく右サイドハンドの黒田投手にスイッチ。6回に1点を失いますが、2人の軟投派投手で8回まで九州国際大付を3点に抑えます。一方の打線は8回まで3安打ながら、四球や敵失で得た走者を犠打で得点圏に進め、犠牲フライや内野ゴロの間に得点を奪うしぶとい攻撃を見せ、3-3のまま9回に入ります。
 9回表に九州国際大付は葛城が2点本塁打を放ち勝負あったかに思われましたが、その裏に小倉も3安打に四球を絡めて同点に追いつき、10回表から河浦投手がマウンドへ。九州国際大付はその河浦投手から2安打と犠飛で勝ち越しますが、その裏、再び小倉は長短打で再び同点にすると、11回裏は無死満塁から敵失でサヨナラ勝ち。土壇場で2度追いつく驚異の粘りを見せて決勝に進出しました。

 春季大会最終日となる4
日(水)は、3位決定戦と決勝が北九州市民球場で行われます。

<3日の試合結果>※赤字はシード校
【県大会】(北九州)
▼準々決勝 
八幡   110 020 212=9
東筑紫学園 000 000 130=4

▼準決勝 ※延長11回
九国大付 000 021 002 10=6
小倉  
000 101 102 11=7



Pocket
LINEで送る

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*