春季大会の展望、最後となった南部Dパートは、昨秋準優勝の筑陽学園に九産大九州、西日本短大附が挑む構図となっています。
 筑陽学園は昨秋、決勝までの7試合で10本塁打を放った強力打線をバックに、140キロ超の直球に落差あるスライダーを持つ左腕エース・大畑、左サイドハンドの米井、右の西とタイプの違う3人の活躍で九州大会に出場しました。どこからでも長打が飛び出す切れ目のない打線は、県内屈指と言えます。懸念材料を挙げるとすれば、大畑投手の調子の波でしょうか。調子の良いときは直球、変化球とも素晴らしい球を投げますが、準決勝・決勝と打ち込まれたように、好不調の波が少しあるように感じました。ただ、その場合も安定感がある米井投手らが控えており、今大会の優勝候補筆頭であることに変わりはありません。

 九産大九州は昨秋、初戦で春日に競り負けましたが、堅い守りで上位を狙います。昨年春の九州大会のマウンドも経験した右腕・村上投手がその中心です。スリークォーターから厳しく内角を突き、スライダーを低めに集めて打たせて取る投球に安定感があります。あとはここ数年来、課題となっている得点力の向上をどこまで図れるかでしょう。ただ、このパートには目立った強豪も不在で、パート決勝進出の最右翼と言えそうです。
 昨春準優勝、夏ベスト4の西日本短大附は前年までの主力が去り、秋は沖学園に3回戦でコールド負け。チーム作りの途上という印象でした。特に2試合で19失点の投手陣の整備が急務ですが、昨年も秋の不振から見事準優勝を果たしています。その戦いぶりは、夏を占う意味でも目の離せません。昨夏は県大会に出場し、秋も3回戦で福岡大大濠をコールドで破った福岡工、昨夏好投した香田投手を中心に守りのよい香住丘の公立勢の戦いぶりも注目されます

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