3月23日(金)に開幕する第90回記念選抜高校野球大会の組み合わせ抽選が16日に行われ、九州地区代表の東筑は開幕試合で聖光学院(福島)と対戦することになりました。今回で3回目のセンバツとなる東筑ですが過去2回は初戦で敗退しており、初勝利を目指します。このほか九州勢は、創成館が4日目第1試合で下関国際(山口)と、延岡学園(宮崎)は5日目第2試合で英明(香川)-国学院栃木(栃木)の勝者と、富島(宮崎)は7日目第1試合で星稜(石川)と、そして21世紀枠出場の伊万里(佐賀)は4日目第2試合で優勝候補・大阪桐蔭と対戦します。

 

 東筑が対戦する聖光学院は、改めて紹介するまでもない甲子園常連校。春は5年ぶりの甲子園ですが、夏は昨年まで実に11年連続出場を継続中。甲子園で春に一度、夏は四度のベスト8がある強豪です。昨秋も福島大会を危なげなく制すると、東北大会も4試合で42得点を挙げて初優勝を果たしました。
 打線は東北大会でチーム打率4割8厘。準々決勝の利府戦、準決勝の能代松陽戦ではいずれも17安打を記録しています。4番・五味が2本塁打を放つなどチームで4本塁打を放っており、長打力があります。盗塁は2つと足を絡ませた攻撃は少なそうですが、犠打が14個あり走者が出ると着実に得点圏に走者を進めて得点を狙ってきます。
エースは右腕の衛藤。140キロ近い直球にスライダーを使って三振も取れる投手です。

 東筑としては、聖光学院の強力打線を石田、林の両投手がいかに抑えるかがポイントになりそうですが、ある程度の失点は覚悟が必要かもしれません。そのためにも打線が早めに投手陣を援護したいところ。昨夏の甲子園でも見せてくれた東筑らしい、思い切りのよい打撃を期待したいと思います。同じ九州勢の創成館が秋の明治神宮大会で聖光学院を6-4で破っていますが、2回までに4点を挙げる見事な先制攻撃で衛藤投手をノックアウトしており、一つのヒントになりそう。石田投手も昨秋の九州大会で興南、神村学園の強豪相手に完投した自信を胸に、臆せず自分の投球を見せてほしいと思います。
 聖光学院に勝てば次は東海大相模で、こちらもセンバツ優勝経験のある強豪。他にもこのパートには昨秋の地区大会優勝校6校が集う激戦区となっています。下馬評は決して高くはない東筑ですが、昨年の東海大福岡も神戸国際大付、早稲田実と連破し、優勝した大阪桐蔭に善戦しました。春は前評判通りに決まらないことも多く、十分に上位進出のチャンスはあると思います。

 ちなみに東筑は春夏合わせて9回目の出場になりますが、大会初日に登場するのは今回で4回目と、初日の試合に縁があります。特に1985年以降は今回も含めて春夏合わせて6回出場していますが、うち5回までが大会2日目までに登場しています。