2018春季大会展望④南Bパート~春日と久商が初戦で激突、追う大濠




 南部Bパートは、シード・春日と昨年8月の筑後地区新人大会優勝校・久留米商が、いきなり初戦で激突します。
 昨夏ベスト8の春日は、8月の福岡地区新人大会でも筑陽学園、福工大城東などを破って優勝。さらに秋季大会でも県大会に進出するなど、新チームになってからも勢いは止まりません。原動力はエースの西山投手。直球とスライダーを軸に投球を組み立てるオーソドックスなタイプの右腕です。直球は130キロを超える程度ですが低めによく決まり、スライダーの落差も十分。走者を出してからの粘りもあります。打線も前チームから4番に座る元田を中心にしぶとい打撃を見せ、安定感のある試合運びができます。
 昨夏ベスト4のメンバーから神代、平田、護山ら主力が残る久留米商は、8月の筑後地区新人大会で圧倒的な力の差を見せて優勝したものの、秋季大会ではパート決勝で筑陽学園に完敗。野手には経験・実績とも豊富な選手が多い反面、牛島・石井ら投手陣の経験不足がやや気がかりでしょうか。投手陣の踏ん張りがカギとなりそうです。

 昨春センバツ出場校の福岡大大濠は昨秋、3回戦で福岡工にコールド負け。甲子園で活躍した稲本、樺嶋、西など経験豊かな選手が残りますが、こちらも投手陣に不安を残します。昨秋はU-15W杯日本代表の星野投手、2代前のチームでエースとして活躍し阪神入りした兄を持つ濱地投手などがマウンドにあがっていますが、安定感を欠きました。ひと冬越え、投手陣がどこまで伸びているか注目です。阿部、三浦ら前チームの主力打者の残る沖学園は昨秋、柳川、西日本短大附に打ち勝つなど打力はありそう。大きなカーブを武器にする斉藤投手ら投手陣の出来が、上位進出の行方を左右しそうです。
 香椎は福岡地区新人大会で東福岡に2-4と健闘。秋季大会でも久留米商に5-6の競り合いを演じました。目立った選手はいませんが、公立校らしく粘り強い戦いぶりで逆転を狙います。

※校名の赤字はシード校、緑字は本サイトの独断による有力校


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