2018春季大会展望③北Bパート~東筑紫学園、真颯館など集う激戦区




 北部Bパートは、シード・東筑紫学園と真颯館が県大会争いの中心となりそうですが、折尾愛真、小倉工などの実力校も同居する激戦区となりました。
 左の小堤、右の池田の二枚看板を擁する東筑紫学園は昨秋、飯塚や北筑、小倉工などを破って県大会に出場しました。小堤投手は左スリークォーターからキレのある直球とブレーキの利いたスライダーをテンポよく投げ込み、三振も取れる投手。ただ昨秋は、突如コントロールを乱す場面も見られました。直球やカーブを低めに集め安定感のある池田投手との継投がカギとなりそう。打線は前チームから4番に座る芝が、小柄ながら鋭い打撃で打線をけん引します。
 真颯館は昨秋、パート決勝で小倉に逆転負けを喫しましたが、好投手・河浦に12安打を浴びせて7点を奪いました
。西武入りした高木や橋本、和知ら前チームの主力は抜けましたが丸林、森田の1年生コンビが1、2番に入り、1年時からレギュラーを張る桜田が4番に座る上位打線は力があります。桜田は小柄ながら河浦から本塁打を放つなど、柔らくセンスある打撃を見せます。投手陣は背番号9をつけた右の武内が主戦を務めました。外角低めを厳しく突く制球力が持ち味ですが、1年生だけに力強さにはやや欠ける印象です。投手陣が整備されると、県大会も十分狙えそうです。

 折尾愛真は4番・松井、左腕・小野など昨夏ベスト16のメンバーが複数残ります。秋は3回戦で星琳に敗れましたが打力はあるだけに、投手陣の踏ん張り次第で上位進出も見えてきます。小倉工は昨夏ベスト8の前チームからメンバーが一新しましたが、夏の勢いそのままに、秋もパート決勝まで勝ち上がりました。実力校が揃ったパートに入った今回は真価が問われます。
 常磐は昨年8月の北九州地区新人大会で、折尾愛真や小倉などを破って準優勝。4番・藤原など、前チームの主力が複数残る打線に力があります。秋は初戦で田川にコールド負けと意外な結果に終わりましたが、目の離せない一校です。同じく福岡中央地区新人大会で準優勝の実績がある育徳館も、上位進出を狙えるチームです。

※校名の赤字はシード校、緑字は本サイトの独断による有力校




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