2018春季大会展望②南Aパート~東福岡に再度挑む大牟田、福岡第一




 南部Aパートは、シード校で昨秋ベスト4の東福岡が中心です。
 今年の東福岡は打線に力があります。昨秋は初戦でシード大牟田に17安打で打ち勝つと、県大会でも準々決勝の九州国際大付戦でも12安打、準決勝の筑陽学園戦(延長11回)でも14安打と打ちまくりました。上位から下位まで切れ目がなく、畳みかける攻撃でビッグイニングを作ることができます。
 投手陣は140キロ前後の直球にスライダーを交える金光が絶対的なエースですが、昨秋は高めに浮いた球を痛打される場面もありました。もう一枚、計算できる投手も欲しいところで、金光に次ぐ2番手投手の台頭
も注目されます。

 その東福岡に昨秋、初戦で敗れた大牟田が雪辱を期します。秋は打撃戦の末に敗れはしましたが、打線は金光の直球、スライダーをとらえて2本塁打を含む11安打で6得点と力のあるところを見せました。エースの右腕・金栗は直球に力があり、縦に落ちるスライダーもありますが、東福岡戦ではボール先行の苦しい投球でした。細かな制球力で失点を抑え、打線の援護を待ちたいところです。
 東福岡と初戦で対戦する福岡第一も、昨秋のパート決勝で東福岡に1-5で敗れましたが、東福岡と戦ったチームの中で5失点は最小。競り合いに持ち込んで、勝機をうかがいたいところです。
 福岡は昨秋、福岡大大濠を破った福岡工を下すなどしてパート決勝まで進出。最後は福工大城東にコールドで敗れましたが、前チームの上位打線に名を連ねた西田、生島、磯部の3人が打線をけん引します。昨春は福岡第一を破り、8月の新人地区大会ではベスト8に勝ち上がるなど、ここ数年で着実に力をつけており、今大会もパート決勝に進む力は備えています。昨秋1回戦で福工大城東に3-6と健闘した西南学院も上位をうかがいます。

※校名の赤字はシード校、緑字は本サイトの独断による有力校




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